飛行機を見に行く

morio01012009-06-07

かつて多摩川側から羽田に接近を試みたことがあった*1。下調べもせずに行ったものだから、玩具のような飛行機を見て、すごすごと引き返してきたのだった。今日はそれを反省し(?)、もう少し大きく見える場所へと向かう。ポケロケ出撃。
世田谷通、R246、目黒川沿いを繋ぎ、品川駅南側に出る。ちょうど原美術館の南東あたりに小さな跨線橋があって、その下を東海道新幹線東海道本線京浜東北線、山手線が並走している。まるで鉄道模型であるかのようなレールの密集ぶりに加えて、次から次へと電車や新幹線が流れてくるので、いつまでも見飽きることがない。しかもちょうどレールが緩やかに右にカーブしていて、電車が立体的な表情を見せてくれる。愉快痛快。
電車をしっかり堪能してから、ほど近い天王洲あたりを散策する。天王洲と言ってもお洒落っぽく整備されている区域ではなく、立派な運河のあたりをゆるゆると流す。針穴写真も撮る。ちょうど高浜運河と天王洲運河が交差するあたりは、川幅も広く爽快なスケール感が楽しめる。一角にブリュワリー*2があって、たいへん心惹かれたけれど、飲酒運転は御法度ゆえ、グッと堪えて次を目指す。またいずれ来てみたい*3
天王洲からは海岸通を南下し、一路、城南島海浜公園に向かった。
走っている途中、大きな機影が頭上に迫り、むやみに興奮する。家族連れで賑わう海浜公園は避け、そこに隣接する空き地で飛行機鑑賞をする。釣り人やデートするカップル、双眼鏡や一眼レフを抱えた人が大勢いた。きっとよく知られるスポット*4なのだろう。投げた石が飛行機に当たりそうな伊丹の千里川ほどの迫力はないけれど、なにしろ飛来する飛行機の数が多いので、ボンヤリしている暇がない。五分とおかずにどんどん来る。しかも伊丹には乗り入れていないジャンボも来る。座ったり、寝転がったり*5もできるところだから、立ったまま見るしかない千里川よりピクニックな気分で楽しめると思う。針穴写真を撮ったり、iPodで音楽を聴いたり、釣り人と話をしたり、なんだかんだで小一時間ほどそこで過ごした。
帰りは寄り道もせず、一気に世田谷まで引き返した。ああ、楽しかった。走行距離約五〇キロ。
R0012024 R0012051

*1:http://d.hatena.ne.jp/morio0101/20081013

*2:http://www.tyharborbrewing.co.jp/restaurants/tyh.html

*3:7月5日の日曜日に昼間っからビールを飲むというおもしろそうな催しがある。

*4:城南野鳥橋にも多くの人がいた。ちょうど飛行機がバンクしながら滑走路に向かうのが見える。かっこいい。

*5:そんな人はいなかったけど