天神さん
実家からの帰り、大阪天満宮に寄ってきた。今日、明日は天神祭*1である。東京に勤めるようになってからは初めてである。それ以前は自転車を走らせてよく見物に行っていた。
天神橋筋商店街を練り歩いた各町の御輿が、次々と天満宮にやってくる。地域への愛着がないと、祭は形骸化し、やがて廃れることになる。しかし、天神祭で町の御輿を担ぐ人たちの誇らしげな顔はどうだろう。深い愛情があるからこそ責任感も生まれ、こうして毎年の真夏の祭に、何をおいても集まってくるのだと思う。素晴らしい。ふらふら歩く人たちの赤ら顔は、暑いからか、酒酔いからか。千年も続く祭なのに、変に格式張ったところがなく、ギャル御輿のようなものまで飲み込む猥雑さがこの街の祭らしい。これでも歴とした日本三大祭りの一つなのだ。
祭のクライマックスである陸渡御、船渡御も見たいけれど、明日は東京で仕事絡みの集まりがあるのだった。
近所のお気に入りのタコ焼き屋がなくなっていた。もともと公道を不法占有するような形で営業を続けていた店である。とうとう公権力に屈してしまったか。
