tikitに手を入れる
お気に入りの緑のtikit*1。走ってよし、折りたたんでよし、市街地コミューターとしてはおおむね申し分のない小径車である。ただもう少し快適に使えるようにしたいと思い、イトーサイクル*2に持ち込んできた。
tikitをご存じない方のためのビデオ→☆☆☆
まずはキック・スタンドを取り付けてもらった。もともと自転車にはあれこれ付けることを好まず、tikitもできるだけシンプルにしていたのであるが、やはりこの自転車の用途を考えると、スタンドは必須であると思い至る。これでコンビニやスーパーの前で止める場所を探してうろうろしなくてもすむ。
次に例のクラック騒動で送られてきたフレーム補強材*3を入れてもらう。結局、自力ではできなくて断念したものである。これもあっさりと綺麗に取り付けてもらえた*4。補強材からtikitのモデル展開に話が及び、この複雑な構造のフレームに過度の負荷をかけるような使い方(高速・長距離・重装備)はどうなんだろうという話になった。それらの用途ならポケット・ロケット*5やニュー・ワールド・ツーリスト*6が向いているという、至極まともな結論を得る*7。
一段落したところで、懸案だった走行性能の改善について、「カプレオに総取っ替え計画」を持ちかけると、それはもったいないからやめた方がよいと言われる。対費用効果を考えて、スプロケットを9速にして、シフターを最新のものに交換するのがよいとの建設的なアドバイスをもらう。こちらにあれこれの考えがあるわけではないので、さっそくそのように交換してもらう。
シフターはSLXというシマノのMTB用のパーツである。こんなグレードのものがでているのは知らなかった*8。それに同じシリーズの9速*9を合わせる。果たして、シフトフィールの改善はもとより、これまでの漕いだ力がどこかに逃げていく感覚がなくなっている。さすがにポケロケ@アルテグラには及ばないけれど、これなら十分である。気持ちいい。あとは瑕を隠すためのタッチペンと新しい手袋などもものす。
試走はいつものように淀川の河川敷へ。川風がたいへん心地よかった。赤川鉄橋では貨物列車がちょうどやってきた。
このtikitにくっついている自転車用バッグがほしい。
*1:http://community.bikefriday.com/tikit
*2:http://www.occn.zaq.ne.jp/itocycle/
*3:米BikeFriday社からtikit販売台数分の補強材が販売店に送られてきたとのこと、それをtikit購入者に連絡するかしないかは販売店次第
*4:作業を見ていて、やはり自分には無理だと思った
*5:ポケット・ロケット・プロ http://community.bikefriday.com/node/1591
*6:ニュー・ワールド・ツーリスト http://community.bikefriday.com/newworldtourist
*7:あくまでもその場での話であり、イトーサイクルの公式見解ではないので、念のため
*8:SLXのグレードは、ロード用のティアグラ相当とのことである
*9:CS-HG80