レベッカレベッカ

20年ほど遅れて初めてリンドバーグ体験をしたのは先月のことだった。そのリンドバーグの前に入れ込んでいたのがレベッカだった。もはや古典と呼んでも差し支えないであろう「フレンズ」を収める「REBECCA IV」でブレークする前の、ちょっと危ない感じの人たちの演奏するファーストからサードまでが好きだった*1。もちろんポップになった「IV」もよく聴いたけれど、その後の「TIME」以降のレベッカからは次第に心が離れていった。
幸運にも全盛期のレベッカのライブを一度だけ体験している。1986年10月の大阪厚生年金会館でのライブである。当日は風邪をひいて39度の熱が出ていたのに、どうしても聴きたくて、フラフラになりながらでかけた。そして「酸欠のレベッカ」の異名通りのライブを体験し、なんと翌日にはすっかり風邪が治っていたのだった。吃驚。
一昨日の一件でまたしても火が付いてしまい、DVDを二枚取り寄せてしまう。「MAYBE TOMORROW [DVD]」は「IV」を出した直後のツアーの映像であり、かつてVHSテープで所有していたものである。今でもDVDで売られているのね。今をときめく人たちだけが放つ強烈なオーラに包まれたステージが堪能できる。どの曲も懐かしすぎて頭が変になりそうだ。
そしてもう一枚の「Dreams on 1990119 [DVD]」はレベッカの最終ライブを収めたものである。このライブのあった当時はもうあまり聴かなくなっていたので、この映像作品を見るのは初めてである。公に発表はしないものの、解散（活動停止）を決めて行われたライブであったらしく、メンバー、とりわけNOKKOの辛そうな表情が、見ていてたいへん切ない。燃え尽きるように歌い踊る姿は、神神しいほど美しい*2。これを生で見たかったなぁ。
　歌とナレーションはNOKKOです。
【どうでもいい余談】窓７の応援をしているのか、足を引っ張っているのか。林檎な私にはどうでもいいことなんだけど。中野アナの中国製云々の発言は口を滑らせたものとは言え、際どいんじゃないの？

*1:YouTubeに初期レベッカの映像がけっこうある

*2:きっと褒めすぎ