高速道路を歩く - トウキョウタルビ

morio01012010-03-07

今月末に開通する首都高速中央環状線山手トンネルの中を歩いてきた*1。自転車仲間の@nak（あ）さん*2に誘ってもらった。
東京では車に乗ることのない私には、首都高速がいったいどのように張り巡らされているのか、さっぱりわかっていないのだけれど*3、普段、自分の足で歩くことのできない珍しいところを体験できるのはとても嬉しい。
池尻大橋駅で降りると、すでに人が多い。この駅にこんなに人がいるのを見るのはあまりないことである。地上に出て目黒川の方に向かうと、すぐに目的の巨大な円筒形の建物が見えてくる。参加するには事前の登録が必要なのだが、実際には入り口でいっさいチェックされることもなく、フリーパスで中に入ることができた。あれだけの数の人をいちいち調べるのはきっと無理だろうし、集合時間や場所はいっさい公表されていなかったらしいから、それで制限をかけているのだろう。

薄暗いトンネルの中をとことこ歩くだけかと思いきや、さまざまな演出が施されていて驚いた。LEDを使った光のオブジェの一画の派手派手しさはたいそうなもので、そこにいる人のほとんどがカメラを向けていた。きっと今夜のネットは同じような写真で賑わっていることだろう。他にも首都高の働く自動車のコーナーや工事、建造物の紹介コーナーなどがあり、それぞれ楽しませてもらった。災害時緊急時に作動するトンネル内の水噴霧デモンストレーションもおもしろかった。
　
三軒茶屋方面に抜ける出口。この明るい光の先は村上春樹の「1Q84」の冒頭とエンディングで登場する場所である。

トンネルの中を散策した後は、ムッシュヨースケ*4でランチのカレーを食べた。たぶん４年ぶり。その後は、キヤノンデールの店、コルナゴの店などを冷やかし*5、中目黒まで歩く。「世界の野菜スイーツ」で人気があるというパティスリーポタジエ*6に連れて行ってもらった。暖かい五穀茶と大根ショコラ*7で和んだ。