太陽の塔を愛でる

奈良か京都にと思いながら、冴えない空模様に負けて家から出られない。せっかくの梅の季節なのに。ちょっとした梅林のある万博公園に出向き、早春の忘れ物を取り返した気になる。やっとまともに梅を見た。
梅林では、毎度のことながら、ごついカメラと三脚で重装備した大勢のシルバーな人たちが熱心に撮影している。針穴カメラとiPhoneだけで精一杯の私には耐えられない重量であろう。そしてこれまたいつものように「なんじゃ、その木の箱は?」的視線を浴びることになった。もう慣れました。メジロの姿に和む。
梅はそこそこに敬愛する太陽の塔を堪能する。来る度に同じような写真を大量生産する。天候や時間で表情が変わるから、見ていてもちっとも飽きないのである。幼稚園児とおぼしき集団がやってきて、太陽の塔の前で大喜びしているのを見ると、嬉しくなってくる。
エキスポランドがなくなって、冬の間はほんとうに閑散としている万博公園だが、春になって少しだけ賑わいを取り戻しているように見える。13日には公園内にEXPO70パビリオン*1がオープンし、27日からはかつての姿を再現するように太陽の塔の目に灯がともる*2。どちらも楽しみなことである。
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