御室桜はまだでした
東京へ戻る前に京都でゆく春を惜しもうと思い、仁和寺*1へ行ってきた。
京都駅から市バスで向かう。でも遠いんですよね、ここ。渋滞していることもあって、到着まで45分もかかった。すでにお疲れ気味となる。仁和寺の境内はそこそこの賑わいで、花見の興を削ぐようなことにはなってなかった。さすが平日。
霊宝館で阿弥陀三尊像（平安・国宝）に唸り、旧御室御所の美しさに感嘆する。ところが、お目当ての御室桜*2はほとんどが蕾で、一部を除き開いている花がない。ただ昨年は急に咲いて一気に散ったらしいから、今年もこれからの気温と日差しによっては週末あたりに見頃となるかもしれない。
今年のJR東海の「そうだ京都、行こう。*3」には仁和寺が取り上げられている。
遅咲きのサクラです。見なければ「春の義理」が果たせない、と京都の人は言うのです。
行ったのに拝んでいない私は義理を果たしていない。なんだか石清水八幡宮でヘマをしたこの寺の法師のような心境で京都駅から新幹線の人になったのだった。
