iPhoneにシソーラス

morio01012010-04-20

辞書は何冊あってもいい。
大辞林」や「ウィズダム英和・和英辞典」などのiPhone用アプリを開発している物書堂*1が、今度は角川書店の「類語新辞典*2」アプリをリリースした。ことばを意味によって分類、配列するシソーラス辞典である。一般にはなじみが薄かろうが、表現の質を高める、幅を広げるためには極めて有益なものである。

わが国初の画期的シソーラス。適切なことばを使い分けるための文章宝典。現代日本語約 49,000語を意味別に分類・体系化した画期的な辞典。よく似た言葉の意味・用法の違いがすぐ分かり、豊かな文章表現のために役立つ辞典。すべての語に位相付き。(公式サイトより)

ことばとことばの間を行き来する気持ちよさは、先に発売された「大辞林」譲りである。実に滑らかに知りたいことばにアクセスできる。このハイパーテキスト的な動き方は紙の辞書ではなしえないものである。また詳細な意味が知りたければ、連携する「大辞林」にジャンプすることもできる。縦書き表示ではないところだけは残念であるが、このアプリの場合はたいしたことではない。
これで愛用の電子辞書と合わせると、『日本国語大辞典縮刷版』『広辞苑』『大辞林』『大辞泉』『類語新辞典』『明鏡国語辞典』『漢字源』『全訳古語辞典』などの日本語系辞書、『ウィズダム』『ランダムハウス』『ジーニアス』などの英語系辞書をいつも持ち歩けることになった。『ブリタニカ』の百科事典もある。すごいなぁとただ感心する。