Mu Unoのこと

morio01012010-05-04

木曜日の仕事に備えて、明日は東京へ戻らなければならない。大阪で暢気に過ごせるのも今日でおしまいである。観光地の人出を思うと、でかける意欲が萎えるので、車が少ないであろう大阪市内へ自転車を走らせた。
さて、新しく増えた一台である。ブロンプトンBD-1も2年前にドナドナしてしまい、大阪にはフルサイズの自転車*1しかなくなってしまった。月に6日くらいしかいないのだから、それでもいいのだけれど、京都や奈良に行くときに折り畳み自転車があれば、ずいぶん行動が自由になる。いちいち東京からtikitやポケロケを持って帰るのも面倒なことなので、んじゃ、ということでこうなった。
候補にしていたのは、BikeFriday one-way tikitとDahon Mu Uno*2の2台である。ともにシングルギアのシンプルな折り畳み自転車だ。一時はスラム・レッドを奢るお大尽仕様のSpeeding tikit*3にしようかと血迷いかけたのだけれど、やはりあの車格、車輪で高速走行は危険だと思い直した。結局は扱いやすさと値段でMuになった。tikitそのものはもう持っているしね。
マットブラックの車体色はポケロケのステルスブラックと同じ艶消し黒で渋くて怖い感じがいい。さらにシングルギア、リアはコースターブレーキ*4ということで、ワイヤーがフロントブレーキのみで非常にすっきりした外観である。部品が少ないから軽量化にも益する。53*16のギア比は重くも軽くもなく、適度な速度で巡航することができる。極端な登り坂でなければ、これで十分こなすこともできた。
一方で値段なりなところも散見する。フレーム自体の剛性感はなかなかのものだが*5、各部で最初から軋み音がするのには萎えさせられる。またついているパーツが安物臭い。スタンドは走行中にいきなりバネがはずれて脱落した。なんなんだ、これは。直してもまたすぐに壊れそうだし、走っているときだとほんとに危険なので、すぐさまはずすことにした。他にもネットではスポークがよく折れるなんていうのも見かけるから、いずれよい完組ホイールに交換するのもいいかもしれない。
しばらくしたらMuとtikitを入れ替えるつもりである。東京にはポケロケがあるから、もう一台はシングルのMuで十分だし、大阪にtikitを置いておけば、京都や奈良で十分活躍してくれるだろう。
こうやって物欲に理由をつけてものが増えていくわけですね、ああ、こりゃこりゃ。
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左)スタンドが壊れる3時間前のMu / 右)はらドーナッツを初めて食べた

*1:電動ママチャリ・ランドナーMTB

*2:http://www.dahon.jp/2010/products/compact/mu_uno/index.html

*3:諭吉が50人ほど

*4:けっこう効く

*5:もちろん固いポケロケ・プロとは比ぶべくもない。tikitとはいい勝負だろう。