TPTがもうすぐなので

Tower of the Sun四谷三丁目にあるギャラリー、ルーニィ*1でピンホール写真の企画展をするから出しませんかと誘われて、おもしろそうだから参加させてもらうことを決めたのは2月のことだった。東京で活動する6人*2が集まるという。
今回はそれぞれが好きなテーマでよいということだったので、いままで使ったことのない太陽の塔の写真を出すことにした。今年は大阪で開催された日本万国博覧会からちょうど40年目に当たる。そしてその歳月を生き抜いたのは、ほとんど太陽の塔だけだと言ってもよいだろう。岡本太郎の作り上げた「ベラボーなもの」は確かにこの地に根を張り、今も多くの人に愛されている(と信じたい)。
ピンホール写真を撮るようになってから、折に触れて、この塔を撮影してきた。けっこうな数が溜まっている。今回はそのうちの7枚を展示する。気分は北斎の「冨嶽三十六景」の太陽の塔バージョンである。季節や時間、天候、撮る場所など、その時々でさまざまな太陽の塔がある。変幻自在で偉大なものに対峙した心意気だけは、北斎に負けないようにしたいと小さな声でつぶやいてみる。

Tokyo Pinhole Today
日時:2010年5月25日(火)〜30日(日) 12時〜19時(最終日は16時まで)
場所:Roonee 247 photography(東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅
ギャラリートーク:29日(土)19時から(無料)
ルーニィの案内ページ http://www.roonee.com/?p=752

お時間がありましたら、ぜひお越しくださいませ。週末にはギャラリーにいるようにしようと思っています。
右上の写真)「芸術は爆発だぁ」みたいな雲と太陽の塔

*1:http://www.roonee.com/

*2:磯井理恵子さん・大木靖子さん・弦間佐和子さん・辻本淑子さん・遠藤志岐子さん・私