楽しい一時

東京人 2010年 07月号 [雑誌]
用があって職場の自室を訪ねてきた顧客たちが、iPadを触らせて下さいなんて言う。今日は家に置いてきたと答えると、なんでですかと不満そうな口振りである。私は林檎屋の行商人ではないのだよ、今日は用がないからね、そんなことを答えながら、あれは楽しいよと意地悪く煽ってみたりする。
ともあれ邪心なくこういう新しいものに好奇心を持つのは大切なことだと思う。ネットを見てると、言わずもがなのネガティブな理由を並び立てて、あえて否定しようとする輩がいるからね。大人になると必要だとか有益だとか、現実的でつまらない理由がどんどん増えるのはわからなくもないけれど。あとは好き嫌いが原理主義的に意識を支配するとか。
ま、いいや。
次に触らせてあげることを約束する。無邪気に喜んでいる。
今日から始まったiPhone4の予約は見送った。ほしいと思っている白は夏以降にならないと出てこないらしい。OSのアップデートは来週早々にあるから、まずはそれで楽しむことにしよう。東京の名建築を特集する「東京人」最新号が読み応えあり。