妙見山で鳥見

morio01012010-06-20

バードウォッチングを趣味にしている友人に誘われて、大阪北部の妙見山に鳥見にでかけてきた。非アウトドア派を自認する私には足を踏み入れることのない領域である。駅前の集合場所には二十名ほどが集まっていただろうか。やがてゆるゆると出発する。リーダーは先般ご夫婦で写真展を開かれた里野たぬきさん*1である。
手に手に双眼鏡や望遠鏡を携え、一瞬で飛び去る鳥影やかすかに聞こえる鳴き声から、次々と鳥の名前を特定していく。その博識ぶりと鳥への深い愛情にいたく敬服する。かつての紅白歌合戦でおなじみの「不特定多数をいっきに数値化する」というスペシャルな技もご披露いただいた。いや、すごい。
私は言われるがままに双眼鏡(これも借り物)を振り回すだけで、鳩と雀と烏と燕くらいしか見分けられない人間には、まことにもったいないことであった。ちなみに今日観察された鳥はこんなにもあった。

ホトトギス・ツバメ・コシアカツバメ・キセキレイセグロセキレイヒヨドリ・ウグイス・オオルリサンコウチョウメジロホオジロ・スズメ・ムクドリハシボソガラスハシブトガラス・ドバト・タカ (あと何種類か……)

東京でも「なんだろう、この鳥は」というのを見かけることがある。たぶん大阪にいる時よりもあれこれ見ていると思う(特に町田在住時はそうだった)。知識があれば、新しい世界が開けるのだろうな。世界を分節化するためにも。
解散後、友人、里野たぬきさんと三人で、深い緑の渓流あたりで針穴写真を撮り、駅前の食堂で今年初めてのかき氷を食べてきた。思い切りアップルの回し者のようなことをしたのだった。
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