ご近所紅葉ポタ

前日夜からの雨は昼前にすっかりあがり、綺麗な青空が広がってきた。せっかくの休日だし、ポケロケに乗ってでかけることにした。
まずは南に下って田園調布駅前に向かう。これまでに何度か可愛らしい駅舎を見学しに行ったことはあるのだけれど、この季節に訪れるのは初めてである。扇の要の駅舎から三方向に伸びるそれぞれの街路は黄色く色づいた銀杏で美しく彩られていた。周囲の落ち着いた街並みともうまく調和しており、たいそうよい雰囲気である。道行く人たちの服装が妙に高そうだったり、通り過ぎる車がさりげなく高級車だったりするのは、ここがここである何よりの証拠であろう。
じっとしていると体が冷えてくる。先を急いだ。そこから西にある等々力渓谷に行き*1、さらに北に向かって砧公園で秋の色になった木々を楽しんできた。
東京の街中には大きな木がたくさんある。大阪ではほとんど見られないものである。木々のもたらす存在感が彼我を決定的に異なるものにしていると思う。この地の異邦人である自分を否応なしに感じる瞬間である。それもまたよきかな。
　

*1:D&Departmentの前を素通りするのは辛かった