雨のしまなみ海道

職場の大きな催事の分不相応な大役をこなした翌日から、しまなみ海道へ自転車*1を担いで行ってきた。自転車仲間に誘われてのことなのだけれど、この夏にどこにも行かなかったし、ちょうどいい機会だと思ってでかけてきた。
初日は朝早くの新幹線で西へ向かい、昨夏と同じく三原から船で生口島瀬戸田に渡った。名物のたこ飯でお腹を膨らませ、その後は一路、宿のある今治を目指した。過去3回のしまなみは、いずれも真夏の時期であった。11月としては気温が高めでも、夏の酷暑とは比べものにならない。体の辛さがまるで違う。快調に飛ばして、宿*2で仲間たち*3と合流する。来島海峡大橋からの夕焼けが美しかった。
2日目、雨の音で目覚める。前日の予報では、昼から降り出すかと言っていたのに、起きた時点で本降りである。濡れながら走ってもちっとも楽しくないので、ワンボックスカーを借りて、観光することにした。車なら、自転車では行けないところにも行けるのだし、別の楽しみも見出せよう。いったい誰が来るのだろうというような展望台をいくつか巡る。自転車ではまず登らないところだ。あとは、「船を下りたら彼女の島」のロケ地になったふるさと憩の家*4に立ち寄れて気分が高まった。さんわの塩ラーメンもおいしゅうございました。宿*5には著名人のサインが多数飾られていた*6
3日目、やはり雨。それを見越してレンタカーを借りているので平気である。大山祇神社*7にお参りした後、前日に知った「伯方の塩」で知られる伯方塩業の工場見学をする。ちなみにここで売られている塩ソフトは、伯方島の道の駅で販売されている塩ソフトより濃厚でおいしい。あとは尾道まで一気に走り、徒歩観光に徹する。朱華園*8でラーメンを食して、尾道ならではの険しい階段の上り下りなどする。運動不足の体にはこたえた。天寧寺の三重塔(室町、重文)や五百羅漢(江戸〜明治)などを見た。さすると悪いところが直ると言われる「びんずる」があったので、頭を撫でた。
自転車で走ったのは初日の45キロほどだけに終わった。しかし、旅行という面から言えば、おおいに満足できた。いつも楽しい企画に誘ってくれる仲間に感謝したい。
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三原港高速船乗り場/来島海洋大橋からの夕焼け
大三島ふるさと憩の家/汗だくになった尾道