さっしーかしゆかを一日で
今日のために、期限のある仕事は何が何でも終わらせておこうと、正月に誓った。結局、前日に仕上げたので、ぎりぎりという不細工なことになってしまったが、それでも肩の荷を降ろしたことには違いない。指原さんと樫野さんを一日で楽しめるなんて、まずない*1。心置きなく堪能してきた。
水道橋のTOKYO DOME CITY HALLは2009年のリンドバーグのライブで訪れている。当時とは名前が変わっている。文字通り寒風吹きすさぶ中、行列の人となり、体が冷え切ったところでようやくホールに入ることができた。耐えた甲斐あって(?)、割り当てられた座席は2階真正面である。指原さんご自慢の美脚もご尊顔もよく拝すことができるだろう。写真撮影も録音も自由のイベントではあるが、なんだかめんどくさかったので、ひたすら自分の目と耳で楽しむことにした。
歌はもちろん4人のゆるだらな掛け合いトークも楽しかった。今をときめくトップアイドルたちの鷹揚さを感じた*2。終演後は、お気に入りのメンバーから手渡しで記念グッズがプレゼントされる。顔写真が刷り込まれたチョコレートだった。指原さんと言葉も交わせてのぼせ上がった。いい歳して。
いつまでも余韻に浸ってにやけていたいところであるが、テクノポップ3人組公演の開演時間まで余裕がないので、大急ぎで埼玉方面へ移動する。
さいたまスーパーアリーナは1ヶ月前のももクロちゃんのクリスマスライブで来たばかりである。もっとも、あの時はアリーナモード(たぶん1万人収容)であった。それが今日はスタジアムモード(たぶん3万人収容、そして2日連続)になっている。動員力の差というか、アイドルとしての格の差を見せつけられる思いがした。ということなので、ステージがとても遠い。3人が現れても、豆粒ほどにしか見えない。いや、だからこそ、そこに己のすべての感覚を集中して、彼女たちの世界に没入することができた。アイドルのライブには欠かせない光り物をいっさい禁止したのは、彼女たちなりの「脱アイドル宣言」であったのかもしれない。そしてサイリウムの海の欠落を補ってあまりある光の演出があった。
一番強く感じたのは、東京ドームを制覇し、さいたまスーパーアリーナ級の巨大な会場で当たり前のようにライブをすることになっても、3人のスタイルは何も変わっていないということである。もちろんいい意味での手慣れた感は出てきているけれど、3人だけでやりきってやろうという気迫は、今の地位を得てなお強くなっているように見える。すばらしい。
前回の直角二等辺三角形ツアーは、ベースになったサードアルバムが今一つだったこともあって、傑作「GAME」の楽曲のよいところを薄めてしまったという印象が否めなかった(悪くはなかったけど)。ところが、今回はどうだろう、昨秋リリースされた「JPN」の出来のよさがそのままライブ全体の質の高さを保証している。これなら古い曲にしがみつかなくても大丈夫だと思った。コールのために残しているとおぼしき「ジェニーはご機嫌ななめ」だけはいい加減はずしてもらいたいが、それ以外は収まるべきところにきちんと収まっている。中でも「スパイス」と「FAKE IT」が特によかった。「FAKE IT」はとてもライブ映えがして、同じ系統の「edge」の後釜としてライブの定番になるね。
次は3月に大阪城ホールで彼女たちに再会する。あと、5月に武道館4日間の追加公演が発表されていた。それも行きたいなぁ。取れるかなぁ。
セットリストは折り込みます。ダイレクトに飛んできた方、いきなり見えるので注意!!
Not yet 3rdシングル「ペラペラペラオ」発売記念プレミアムイベント
2012.1.29 13:30 TOKYO DOME CITY HALL
Perfume 3rd Tour 「JPN」
2012.1.29 16:00 さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
【本編】
- The Opening
- レーザービーム
- VOICE
- エレクトロ・ワールド
- ワンルーム・ディスコ
- Have a Stroll
- 時の針
- 微かなカオリ
- スパイス
- GLITTER
- メドレー (シークレットシークレット 〜 不自然なガール 〜 Take me Take me 〜 Baby cruising Love 〜 575 〜 love the world 〜 I still love U 〜 シークレットシークレット)
- ポリリズム
- P.T.A.のコーナー
- FAKE IT
- ねぇ
- ジェニーはご機嫌ななめ
- チョコレイト・ディスコ
- MY COLOR
【アンコール】
- Dream Fighter
- Puppy love
- 心のスポーツ