今時はこうなのか
自分を車に慣らすために大阪市内をぐるりと巡ってきた。私自身が古い車のありかたしか知らないので、あれこれと新鮮すぎる。ミニと比べて気のついたことを箇条書きで記す。
- 車に触らなくてもドアロックが解除できる。すごい。
- キーから送られた信号に車が反応して、ウインカーがチカチカ光る。ペットみたいである。
- 顔を動かさないといけないドアミラーがつらい。フェンダーミラーは視線を動かすだけで後方確認できた。
- チョークレバーを引かなくてもエンジンが始動する。そしてすぐに回転が安定する。
- 五月蠅くない。
- パワステの威力を知る。スカスカすぎて怖い感じすらある。
- アイドリングストップする。しかし、壊れているんじゃないかと不安になる。
- 小排気量の2気筒ターボエンジンだが、なかなか侮れない走りをする。バタバタバタバタというバイクみたいな音が心地よい。
- 自動でいろいろと判断、調節してくれるエアコンが賢い。冷風がぼーぼー出るだけのミニとは大違いだ。
- ラジオが聴ける。CDも聴ける。しかし、日本語のタイトルの曲は認識しない(MP3のみ)。なんたる国際仕様か……。
- デュアロジック(マニュアルにもオートマチックにもなる)が素敵すぎる。まるでレースカーである。
- ランプと音でいろいろと警告してくれるお節介ぶりにドギマギする。
- 車に触らなくてもドアロックできる。すごい。
大衆車でこれだから、高級車はもっとすごいのだろう。スリーポインテッドスターや跳ね馬だとどういうことになっているのだろう。オーナーになることは絶対にないだろうけど。
総じて、ドライバーに課せられるべき責任感のかなりの部分を、車が引き受けてくれているという印象である。クラシックカーと今時の車の一番の違いはそこだと思う。そしてブラックボックス化された安全が、少々不安でもある。信用していいの、という意味で。