結局アンパンマンか

morio01012006-09-04

外も中もアンパンマンだらけの特急南風で高知に入る*1。高まる旅情も緊張感を欠く彼らのせいですっかり萎えた。だいたい私は偽善の塊であるアンパンマン・ファミリーが大嫌いなのだ。
まずは駅近くのホテル*2に荷物を置いてから、自転車に乗って高知県立美術館*3に向かう。ここはシャガールのコレクションで名高い。身も心も涼しくなったところで、桂浜を目指した。
美術館から南下するルートを取ると、桂浜へは浦戸大橋を渡らなければならないのであるが、この橋は歩行者、自転車にはとても危険で、生きた心地がしなかった。なにせ歩道部分の幅が「自転車を押し歩きする人」分しかなく、ガードレールのない真横を車やトラック、バスが唸りを上げて走るのである。怖さでは琵琶湖北部の長浜トンネルといい勝負である。
初めて訪れた桂浜は、もう時間も遅いせいか、人も少なく閑散としていた。視界いっぱいに広がる太平洋の大きさと、荒々しい波*4に心が震えた。竜馬*5のことなどすっかり忘れて、ひたすら針穴カメラと戯れる。明日はいよいよ四万十川である。走行距離約31km。

*1:電車のボディーカラーはピンクが基調!

*2:コンフォートホテル高知駅前 http://www.choice-hotels.jp/cfkochi/

*3:建物の佇まいがとてもよい http://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/

*4:台風の影響だったらしい

*5:有名な立像は威張りすぎて感じが悪い