パノラマピンホールカメラを試す

先日手に入れた『大人の科学マガジン Vol.14 ( ステレオピンホールカメラ ) (Gakken Mook)』(学研*1)の付録パノラマピンホールを試すべく、近所の千里北公園まで車を走らせた。この公園は何もないのがよいところで、こじんまりとした丘陵が散策や眺望にもってこいなのである。ここでパノラマ写真を撮ってみようと思った。
冬の夕刻、犬の散歩をさせる人がいるくらいで、冬枯れの景色とあいまってなんだかものわびしい公園を、もくもくと歩いては写真を撮る。ところが、ある時からシャッター代わりのゴム蓋が緩くて勝手に落ちるようになる。よく見てみると、ピンホール穴とそれを押さえる留め具がなくなっているではないか。雑誌の方でも 大森克己川内倫子らが「すぐ取れる」「取れているのを知らずに写していた」などと言っていたことが現実に*2! いや、こんな甘い作りじゃダメでしょ。きっと日本全国でぽろぽろ針穴を落としている人が多数いると思われる。そして私の針穴と留め具も大地の肥やし*3となってしまった。見つかるわけない……*4。いずれにしても「究極のピンホールカメラ*5というには、シャッター部分があまりにもお粗末すぎる。あれでぶれずに撮るのは至難の業だろう。すぐに取れるし(まだ言う)。
なんだか気がそがれたので、大森と同じく大きな穴のまま何枚か写して一本撮りきった。さてどんなのができてくるのやら。
帰りに阪急山田駅前のスーパーに立ち寄り、あちこちを冷やかした。
大人の科学マガジン Vol.14 ( ステレオピンホールカメラ ) (Gakken Mook) TITLe (タイトル) 2007年 02月号 [雑誌]

*1:http://otonanokagaku.net/

*2:大袈裟すぎ

*3:プラスチックだからだめだ

*4:どうせきちんと使うとなったら針穴部分は自作するからいいんだけど

*5:どこかの宣伝文句で見たような気が