招き猫の寺
朝から夕方まで会議三昧の日。お昼時を挟んでちょっとまとまった待ち時間ができたので、以前から一度行ってみたいと思っていた豪徳寺*1へ散歩がてら出かけた。
江戸時代、井伊家の菩提寺であったこの名刹は、招き猫(招福猫児)発祥の地としてもよく知られている*2。猫好きにははずせないスポットだろう*3。先週のテレビ番組*4の影響だろうか、多いとはいえないものの、境内にはとぎれることがないくらいの人が出入りしていた。大きなデジタル一眼をぶら下げた亀爺亀婆の姿もちらほら。本物の猫は一匹だけ見かけた。
井伊直弼の墓所を見学してから、境内のあちらこちらを散策する。昨春建立された新しい三重塔の庇あたりの蟇股をよく見ると、ちゃんと招き猫が据えられているではないか。十二支の動物に居並ぶ猫。うっとりする。そして無数の招き猫が奉納されている場所で、携帯しか持っていないことを呪いながら写真を撮りまくる。土産はもちろん招き猫である。大小様々なものが用意されている。体長7センチほどの猫を四体購う。おみくじも引く。吉だった。
猫を片手に会議に戻る。疲れる内容だった。嗚呼。