何が反撃なのか

morio01012007-05-31

自分の使っているのとは違う携帯会社*1が、「さて、そろそろ反撃してもいいですか」なんてことをいい、しかも蒼井優までCMに出ているとあっては気にならないわけはないのだが、この期に及んでもいったい何をしたいのか、なにがどう「反撃」なのか、不勉強な私にはまったく事情がわからない。
きっときちんと調べればはっきりするのだろうが、きちんと調べる気にさせられないのならば、それは「何も反撃していない」のにも等しいわけで、私のような携帯オンチにもさらりと伝わることをしなくてどうするのだと、こっそり思っているのであった。このままでは巨額の宣伝費をつぎ込んで、出演料の高そうな人気者を集めただけで終わってしまうのではないのか。いや、私などが心配することではないんですけどね。でも番号引っ越し騒動で惨敗したらしいこの会社、とりあえずまだ業界一位であることを見せつけるためにやったようなキャンペーンで、節操がないなと思う。他社の携帯のCMに出ていた人まで引っ張り込むとはねぇ。「なんとか2.0」っていう言い方もいまさらな感じだし。なんだか。ま、だからといって、オレンジな会社やホワイトな会社がどうなのかというのは、もちろんまた別の話である。
プレゼンテーションのようなことを三つこなした後、顧客と近頃の本の話などをしばしする。ものすごい雷が鳴って雨もひどかったけれど、気分は晴れ晴れした。bk1から石川九楊ひらがなの美学 (とんぼの本)』(新潮社)、吉田修一7月24日通り (新潮文庫)』(新潮文庫)、ケヴィン・リンチ都市のイメージ 新装版』(岩波書店)が届いた。明日は京都で若冲を見る予定。晴れてほしい。