原宿で遭難する
原宿。竹下通り。
おそらく今回の東京観光の最大の難所であろう。ああ、眩暈がする。去年一昨年はそんなところへ行きたいと言わなかったのに、今年はいの一番にご指名である。かわりに遊園地が消滅したのはありがたいのだが*1。
意を決して決戦の地へ突入する。たぶんウン十年ぶりの竹下通りは人が多すぎてわけがわからない。中高生のみならず国際色がとても豊かであったのは意外である。今はこうなっているのかと、奇妙なトリップ感覚を味わうことができた。娘はといえば、文字通り水を得た魚のごとく、あちこちを冷やかし買い物をしている。唯一の不満は父親同伴ということだろうが、本日の大スポンサー様でもあるのでその点を公にすることはない（爆）。とにかく暑さと人いきれですっかりまいってしまった。
さらにそこから渋谷に向かう。竹下通りの後に渋谷にやってくると、この街が落ち着いたところに見えるから不思議なものである。あまり混んでなさそうな店で涼をとり、近くのHMVに立ち寄った。ここでペンギン・カフェ・オーケストラの新しいベストアルバムを見つけた。どうやら日本独自に企画されたものらしく、合わせてトリビュートもの*2もリリースされていた。ひどく懐かしい気分になってついベストの方を。俺様も負けずに散財である。
娘もその頃にはすっかり疲れてしまっていたので、早々に鶴川に戻る。駅周辺の田園風景の長閑さにほっとする。
晩ご飯の支度をしていると、bk1から注文していた本が届いた。くらもちふさこの『天然コケッコー』（集英社文庫）全９巻を大人買いする。あとは『ONTOMO MOOK クラシック不滅の名盤1000』（音楽之友社）、『京都・奈良・滋賀自転車散歩』（山と渓谷社）、日本写真家協会編『スナップ写真のルールとマナー』（朝日新書）など。
