カードを忘れてあたふた

PENGUIN CAFE ORCHESTRA-tribute-必要なものがあるので梅田のヨドバシカメラへ行く。昨日までの暑さに慣れてしまったのか、今日はそれほどでもないように感じるのは気のせいだろうか*1。どうやら来週はひと雨あって気温が落ち着いてくるようである。やっと自転車旅行に行ける。これだけ暑いと、日射しより雨の方がましに思えてくる。
いざ買い物と思ったところ、ポイントカードを忘れていることに気付いた。よく使うヨドバシやタワレコHMV、ツタヤ、さらにはメインのクレジットカードとキャッシュカードまで、自転車用の財布に入れっぱなしになっている。ちぇ。幸か不幸か、肝心のブツの一部は在庫切れであった。今日はいらぬ買い物をするなという神の御託宣なのだろう。
でも。
ジュンク堂書店であれこれ。「CASA BRUTUS もっと知らないと恥ずかしい日本建築、デザインの基礎知識。2」(マガジンハウス)、「東京 アート&インテリア マップ」(ギャップ・ジャパン)、絲山秋子『逃亡くそたわけ』(講談社文庫)、『柳宗悦 民藝紀行』(岩波文庫)、『小熊秀雄詩集』(岩波文庫)など。近頃の「ブルータス」は和物に凝っているのだろうか。岩波文庫の二冊は今夏の一括重版ものである。柳のは持っていたはずなのに行方不明になっているような気がしたので、念のために購入する。文庫本はいったん店頭から消えるとやっかいなので。
タワーレコードでもあれこれ*2。「PENGUIN CAFE ORCHESTRA tribute」とi am robot and proud「THE CATCH & SPRING SUMMER AUTUMN WINTER」の2枚。
結局いつものペースとあいなる。
読んだ本のことも少しだけ書いておこう。疋田智『それでも自転車に乗り続ける7つの理由』(朝日新聞社)は、昨年から今年にかけて法案化される危機にあった「すべての自転車は歩道を走れ」という愚昧なお題目との闘いを記したもの。あいかわらずの自分の言動に酔い痴れるような文章は好きになれないが、疋田の活動自体には大いに敬意を表したいと思う。橋爪紳也『ゆく都市くる都市』(毎日新聞社)は、各世代の知識や技術を組みこんだ都市という仕組みを、タワーや遊園地といったランドマークを手がかりにして読み解いていく。該博な知識が披露されており、読み物として楽しい。『スナップ写真のルールとマナー』(朝日新書)は退屈だった。常識とかモラルとかマナーではなく、法的にどうかを徹底的に明らかにしてもらわないと意味がない。

*1:あとからニュースで確認すると、しっかり気温は昨日並みだった

*2:タワレコはレシート持参であとからポイント加算してくれる。ヨドバシはしてくれない。