日国入りの電子辞書

CASIO Ex-word  電子辞書 XD-GP6900 多コンテンツ 大画面液晶モデル  メインパネル+手書きパネル搭載 ネイティブ+TTS音声対応去年の今頃、初めての電子辞書を手にして、そのことを嬉々として報告していた*1。この一年、それなりに携行して使ってきたわけであるが、やはり愛すべき紙の辞書に比べて拭い去ることのできない間に合わせ感はいかんともしがたく、いまひとつ愛着というものは湧いてこなかった。
その記事の中に「本当は『日本国語大辞典』(小学館)・『大漢和辞典』(大修館書店)・『古語大辞典』(角川書店)が入っていたらものすごくいいのだけれど、きっと40〜50万円くらいはするだろうから、そんなものは出ないか」なんてことを書いた。そしたらそのうちの一つが入ったのである。通称、日国(にっこく)、『日本国語大辞典』である。
カシオの電子辞書の07年秋モデルで初めてこれが収載され、この春に同じ内容で二画面タッチパネル*2の新モデル*3が発売になった。以前は最高機種でさえ『広辞苑』(岩波書店)がやっとだったから、ずいぶん奢った仕様になったものである。もっとも日国の完全版*4ではなく精選版*5であるのは残念なところであるけれど、これでもずいぶんありがたい。なにしろ日国が電子化されたのは、オンライン版を除けば、これが初めてである。それに紙の辞書よりこっちの方が断然安い*6。ちなみに『ブリタニカ』は昨春のモデルから収載されている。
  『日本国語大辞典』のことはこのサイトでご確認ください。
1月に刊行されたばかりの『広辞苑』第6版*7を収めたモデルも当然発売されている。もう少し安価で。でもやっぱりここは日国なのである。それが目の前にある。なんかものすごく嬉しい。嬉しくておまけについている数独ばかりをやってたりして。

*1:初めての電子辞書 http://d.hatena.ne.jp/morio0101/20070216

*2:NintendoDSか!?

*3:http://casio.jp/exword/products/XD-GP6900/

*4:全14巻セット、定価220,500円(税込)の憎いやつ

*5:全3巻セット、定価47,250円(税込)

*6:そこかい!!

*7:書籍版とDVD版はすでに手に入れている