別の意味で気になる

morio01012008-06-20

iPhoneの発売日が近づいてきて、寝るに寝られない状況になってきたというのは言い過ぎだが、とりあえずそわそわはしている。そういう尻の据わりの悪い状態で、尻の穴の小さい記事を見た*1。2.0な携帯屋の新副社長が「iPhoneの市場動向には十分な注視をする。今後もiPhone発売の可能性を引き続き検討する」という嫌らしい牽制球を株主総会で投げていた*2。絶賛凋落中とはいえ、まだシェア第一位の会社がこんなことを言えば、「おお、そうか、なら白い犬に乗り換えるのはちょっと待つか、2.0だし」という人が必ず出るであろう。こういうのは商慣習として許されるのだろうか*3。白い犬にしてみれば、「おまえついてくるな*4」の一言に尽きると思う。黙ってプラダの携帯でも売っとけってね。
いつもMac関連の情報を得るのに重宝する林信行氏のブログで「SPIEDER*5」なるテレビ放送録画機器の紹介がされていた*6。記事によれば「「SPIDER」はすべてのチャンネルのテレビ番組を1週間分録りだめしてくれる夢のマシンだ。」とあるけれど、いったいこれのどこが「夢のマシン」なのか、私にはよく理解できない。ある種の情報をまるごとアーカイブするという考え方の素晴らしさを認めつつも、何か釈然としないものが残る。そもそもそんなにみんなテレビを見たいのだろうか。いや、それが趣味ならとやかく言うまい。
初期投資には30万から40万ほどかかるらしいから、これを買って使う人は、

あと、もう1つたまにやるのが、最近、何かものを買おうと思い立ったときにSPIDERでCMを見ちゃいます。この間も最初はある車を買おうと思ってCMを見たんですが、CMを見て、今のメーカーがその車種の本来の魅力をぜんぜん理解していないということを強く感じてやめてしまい、これまたCMの印象がよかったヨーロッパ車を買うことに決めました。(ドコモの執行役員の某氏*7

というような金満なブルジョア層だけだろう。慎ましやかな生活をする人はCMの印象だけで欧州車など買わない*8。結局、聞こえのいいことを言う大会社の人の本音*9はこういうところに現れると思う。林氏の当該記事の冒頭文は「ついにみんなの欲しかったタイムマシンが誕生する」とある。「みんな」って誰?*10。あなたも「みんな」ですか?

*1:下品ですみません

*2:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080620/309045/

*3:許されるんでしょうね

*4:アヤ間違える http://mb.softbank.jp/mb/special/TheWhites/cm.html#f_gallery

*5:http://www.ptp.co.jp/spiderzero/index.html

*6:http://nobi.cocolog-nifty.com/nobilog2/2008/06/post_f47a.html

*7:http://www.ptp.co.jp/spiderzero/spider_interview/natsuno_01.html

*8:いい歳をしたおっさんが「CMを見ちゃいます」もないだろう

*9:エコって何? 貧困? 格差? そんなの知らん。俺は俺が好き。

*10:念のためにも言い添えておくけれど、林氏その人に含むところはない。