湯川潮音のライブを聴く

灰色とわたし何の意味があるのかよくわからない日、海の日。7月の唯一の祝日だからきっと貴重なのだろう。
久しぶりに新宿に出た。タワーレコード湯川潮音*1のインストア・ライブがあるのだ。先月発売された新譜「灰色とわたし」を買った折に、ライブ後のサイン会への参加券ももらっていたので、わくわくしながら出かけていった。
開始時間の15分前に会場に到着すると、もう催事スペースから人が大きくはみ出すほど混み合っている。ちょうどリハーサルをしているところだったが、ちっこい湯川の姿はまるで見えない。やられました,完全な出遅れ。そのまま本番が始まり、頭のてっぺんだけ拝みながら、6曲ほど聴くことになった。
2005年に公開された映画「リンダリンダリンダ」(山下敦弘監督)の劇中、歌を2曲ほど披露していて、その声にすっかり魅了されたのだ*2。初めて聴く生の歌声はCDやDVDで聴くのとはやはりぜんぜん違う。頭の先からするりするりと抜けていく、とても気持ちのよい声だ。姿は見えないけれど、すっかり酔いしれた。
ライブ終了後のサイン会は、あまりの混雑ぶりに諦めることにした。とにかく並んだり待ったりが嫌い*3。それに観るつもりにしている映画の時間も近づいていたし。新宿から渋谷に移動し、シネセゾンを目指した。一昨日、公開された蒼井優の「百万円と苦虫女」(タナダユキ監督)を観るのだ。ところが、開始45分前の段階で、すでにチケットが完売になっているではないか。今日はこんなのばかりである。
がっかりしながら5時過ぎに帰宅し、あとは家でごそごそと仕事のようなそうでないようなことをやっていた。林檎の携帯電話とはいまだ邂逅できず。

*1:公式サイト http://www.yukawashione.com/main.html

*2:試聴はiTunes Storeで。またmyspaceでも明日館講堂ライブ第二夜で演奏した曲がフルコーラスで聴けます。音が出るので注意。

*3:またか