人はパンのみにて生くる者に非ず
くだらないものに心和み、安息を得る。以前紹介したバネ人形のiChalkyにさらに仲間が増えた。
大人気のsuicaペンギンと比べると、ずいぶん間の抜けた面構えのペンギンが、マグカップを前に佇んでいる。何をするかと言えば、タイマーになるのである。くわえたティーバッグを設定した時間に合わせてゆるゆると引き上げる。最後にジリリリリとベルが鳴る。ただそれだけである*1。
次。縦ロールの髪型も麗しいロールちゃん*2。起動すると、いちいち憎らしい言葉を発して消えていく。画面にタッチすると、また出てきて憎らしいことを言って、そして消える。その繰り返しである。妙に腹立たしいけれど、何度も見てしまう*3。
次。懐かしいドット絵で描かれたＧＪポーズのお兄さんであるが、iPhoneを傾けるとバラバラになってしまう。体の一部分をフリックすると、そこだけ飛び散る。でもiPhoneを水平にすると、形状記憶合金よろしくもとのお兄さんの形に復元する。それだけ*4。
私のたるびの中にはこんなのばかりがどんどん増えている。今のところ不都合はないからいいと思う。
もうちょっとまともなものもある。ひたすら美しい雲の中を飛び続けるiCloudである。昼、夕方、夜が設定でき、視線も自由に変更できる。つい見入ってしまうような美しさがある。とても上のロールちゃんと同じ人たちが作ったものとは思えない。
青空文庫を最適化して読ませるwebアプリも出てきた*5。本家の青空文庫に直接サファリで読みにいくこともできるが、画面表示に難があって読みにくい。このビューワを使えば、iPhoneの画面に上手く収まり、とてもいい感じである。できれば専用アプリとして出てほしいところである。
ぱっとしない天気の日曜日、部屋の片付けや読書をして過ごす。iPhoneアプリのOldCameraで机上を撮ってみた。奈良美智と安田雅和と四万十川の石。
