グレン・グールドと格闘する

Glenn Gould Jubilee Edition: Music From Slaughterhouse-Five時間を見つけては80枚組のグールド*1をせっせとMacに飲み込ませている。CDをセットすると自動的にアルバムの情報をネットから取ってくるありがたい仕組みも、クラシックの場合、あまり有効ではない。演奏家や指揮者、オーケストラ、作曲者、曲目、構成、楽器など、およそ考えられる要素が、元データを登録した人の趣味に応じて無秩序な形式で入力されているからだ。あまりの混乱ぶりに修正する気力は完全に消え失せる。
そうは言ってもグールドはピアニストだから、まだましかと思いきや、それがそういうわけでもなく、これまでに同一演奏が数多の盤に組み替えられて発売されていたりするから、曲目は合っているのに各種の情報が全然違うなどということが頻繁に起こる。結局、細かいことには目をつぶって、アルバムの通し番号だけを付して、現物と対応できるようにするのが精一杯である。ま、いいや。
1枚が200MB前後の大きさなので、80枚でおよそ16GBになる。グールド専用機のiPod nano*2なんていいかも、全集がポケットにって抗しがたい魅力が、とまたしてもあらぬ方向で散財の予感が……。