ほんとに強くなったのか

テレビの中継陣は「欧州王者を本気にさせた」「日本サッカーの進化」とか無邪気にはしゃいでいたけれど、いろいろな事情のわかっている大人が、最近力をつけてきた子供相手にうまく遊んであげているというように感じた。試合中盤、5分間に3点も取られるところに、本当の力の差が見えた気がした。もちろん日本の選手の健闘を貶める意図はないし、40本ものシュートが飛び交う試合そのものは、テンポの速いサッカーゲームを見るかのようでとても楽しめた。近い将来、手に汗握るようなギリギリの試合が見たいものである。