今年を振り返ってみる@08

今年も印象深いもの(非日常的事物限定)を並べてみた(「続きを読む」で無駄に長いのが出てきます)。あまりドラマチックなことはなかったと思っていたけれど、こうして書き出すと、なんやかやと楽しく過ごしていたのがわかる*1。今年もあちこちでおつきあいくださった皆様に心より感謝いたします。
どうぞよいお年をお迎えください。

nenga2009

【1月】中之島中央公会堂で安藤裕子を堪能する(20日)。職場の移転に先立ち、鶴川を引き払って世田谷に引っ越した(30日、31日)。住環境が激変した。ようやく東京暮らしの実感を得る。
【2月】しきはんさんの個展(展示方法がすごかった!)を見るために、初めて都心を自転車で単独走行する(11日)。これ以降、しばしば山手線内を走るようになり、秋には地図なしでそれなりにうろうろすることができるようになった。三井隊長に誘われて、南房総方面にツーリングにでかけた(23日、24日)。とんでもない強風に悩まされながら、充実した自転車旅行になった。引っ越し後一ヶ月で、近所の有名店(マシバシイネツルカモ、吉葉、チャナ、アジアンソウル、フラウラ、ちよだ、鹿港、大吉など)を次々に制覇していた。その一方、自炊頻度はじり貧……。
【3月】6年間使ったブロンプトンを自転車仲間に譲り渡す(11日)。同じ日にBikeFriday tikitを発注する。職場が移転する(15日)。重い大荷物に辟易する。タコさんファミリーと一緒にピナ・バウシュの「パレルモパレルモ」を観る(22日)。現代舞踊に衝撃を受ける。その1週間前に鑑賞したイリヤ・カバコフ展@世田谷美術館も素敵だった。月末にはもうtikitが完成した、引き取った(29日)。辛いものを食べるイベントは今年は一回だけだったのか(1日)。
【4月】職場で身に余る大役に就いてしまう(18日)。任期は2年……。物欲全開で読書用の安楽な椅子を買ったり(11日)、GR Digital IIを手に入れたりした(24日)。椅子はその後すっかり根が生えるくらい愛用している。カリモク・ラブ。D&Departmentに初めて出かけたのもこの月である(4日)。ヴォルフガング・ティルマンスの個展を観た(25日)。上原ひろみチック・コリアの武道館公演を最前列で味わう(30日)。ここで運を使い切ったかもしれない。この月に発売されたテクノポップ三人組の新譜をものすごい勢いでヘビーローテーションしていた。
【5月】国展やししくまなみ、瀬野さんの針穴写真展などにでかけた(1日17日)。国立国際美術館で観た「液晶絵画」もよかった(3日)。写真関係ではさらに森山大道の個展も写美で楽しんだ(20日)。細見美術館の「江戸絵画の夢と光」で伊藤若冲たちの作品を堪能する(20日)。この月はいろいろと観ていたのだなぁ。芸術の初夏?
【6月】iPhone国内販売がアナウンスされて大興奮する(10日)。渋谷でチャボロ・シュミットを楽しむ(23日)。28日にはNAMBA Hacthで安藤裕子
【7月】彩の国さいたま芸術劇場でラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップスの「Amjad」を観た(5日)。キレのよいダンスに圧倒された。10日にiPhoneが発売になったものの、どこもかしこも売り切れでしばらく手にすることができず(14日)。東京国立博物館の「対決 巨匠たちの日本美術」を観たり(16日)、C.C.レモンホール安藤裕子に涙したり(20日)、湯川潮音(いい声!)のライブに行ったりする(21日)。26日、ついにiPhoneを入手する。初めて持った携帯電話talbyとお別れ(ついでにauともお別れ)。カレー部の催事も月末にあり(25日)。この後、10月31日12月22日にもあった。
【8月】とある事情で職場の上半期の日程が二週間後ろにずれ込んでエラい目に遭う。恒例の娘の東京滞在ウィーク(11日〜)も仕事に追われていた。島根方面に自転車旅行に出かける(25日26日27日)。雨にたたられ通しの三日間でほとんど自転車で走れなかった。でも0系に乗ったり、植田正治写真美術館に行ったり、シロイルカに会えたりして、大いに満足した。30日、東京ジャズで上原ひろみハンク・ジョーンズロン・カーターミシェル・カミロらの演奏に酔う。贅沢な時間だった。
【9月】人生二度目の海外渡航。イタリア国ヴェネツィアに赴く(9日〜)。街を楽しみかけたところで帰国したが、また行きたいかと聞かれると、めんどくさくてねときっと答えるだろう。愛用の文房具一式をかの地に忘れてきてがっくりした。
【10月】原美術館の米田知子展で感激する(3日)。そして今年も針穴魂の季節となった(7日12日)。大いなる充実感を得るも、この期間中に虎が歴史的敗北を喫して、これ以上ない脱力感も感じた(10日)。「安田雅和 コロジオン湿板写真展 Botanical」にうっとりしたのは25日
【11月】六本木界隈で開催されていた二つのピカソ展でお腹いっぱいになる(19日)。また憧れのピグリン(本島美和)の生舞台@新国立劇場を観た(21日)。23日は年末恒例の上原ひろみのライブを東京国際フォーラムで楽しんだ。岡本太郎の「明日の神話」が渋谷にやってきた(18日)。BD-1が元の持ち主に引き取られていった(30日)。ドナドナ計画完了。
【12月】6日森山大道の二つの写真展をはしごする。年末には銀座でも個展を開いている。すごい。職場の恒例行事である歌舞伎鑑賞、今年は遠山の金さんだった(17日)。静嘉堂文庫美術館古伊万里を観たり(7日)、浜松で今年4度目の上原ひろみを聴いたり(24日)、大山崎山荘美術館山口晃展を堪能したりする(25日)。

*1:今頃わかったのかというご指摘は甘んじて受けませう