大いなる敗北感とともに

morio01012009-01-11

手元が見えにくいのである。暗くなると、もうどうしようもないくらいに見えないし、明るいところでもなんとなく焦点が合わないのである。これを世間では「老眼」と呼ぶ……*1。しかし、いくら見栄を張っても見えないものは見えないし、それが原因で商売あがったりになってしまうとますます困ることになるので、諦めて新しいメガネを作ることにした。
店はどこでもよかったのであるが、渋谷のアップルストアにほど近いこじゃれたところ*2が気になっていたので、そこを目指すことにする。1時間くらい親切な店員とあれこれ話ながら決めた。昔みたいにレンズの中央部分に筋が入っているとか、フレームに制限があるとか、そういうのはいっさいなくて、見た目は普通のメガネとまったく変わらない。それにしても遠近両用のレンズってものすごく高いのね。吃驚した。死んだ子*3の歳を数えるではないけれど、あれも買えるこれも買えると思わずほしい物が脳内を駆け巡ってしまったほどである。幸い近眼の方は以前からほとんど進んでいなかった。それだけがせめてもの慰めか。
懐が寒くなったところで、もう一つの目的地であるアップルストアiWork'09*4を購う。MS Office、なかんずくWordのあまりの重さに耐えかねてのことであるが、縦書きができないPagesは中途半端でやるせない。印刷だけはWordに担当してもらうしかないだろう。NumbersがExcelと比べてどうかというのは春の宿題である。Keynoteはきっと活躍してくれると思う。PowerPointはなんか性に合わないんですよね。
黄色い看板の音盤チェーン店にも立ち寄る。ぶらぶらと見て回って世武裕子という知らないアーティストのアルバムを手にした。試聴すると、ピアノとヴァイオリンというシンプルな編成でなんとも不思議な調べを奏でている。妙に心に引っかかる演奏で気に入った。

例のブツ*5は今日も見かけず。

*1:wikipediaによれば「老視」というのが正式な名称らしい

*2:999.9 http://www.fournines.co.jp/index2.html

*3:この場合は死んだ諭吉

*4:iWork'09 http://store.apple.com/jp/product/MB942?mco=MzA3MDc5NA

*5:iPhoneワンセグ&充電器