魔窟で物欲炸裂

Kind of Blue + DVD通常業務が開始する。火曜日、いきなりプレゼンのようなものが4連発である。それなりに力を抜きつつこなす術を覚えたおっさんであるが、話し続けることによる喉への負担はいかんともしがたく、さっそくガラガラ声になってしまった。ま、いつものことではあるのだけれども。
パラパラと雨の降り出した夕方、安藤裕子上原ひろみの新譜を買い求めるために、渋谷へバスででかけた。目指すは黒とピンクの看板のあの店である。
ジャズ・イン・ザ・ガーデンQuiet Nights上原のアルバムは初めてサイドメンとして大御所のセッションに参加した意欲作である。言わずとしれたチック・コリアリターン・トゥ・フォーエヴァーのメンバー二人(スタンリー・クラークレニー・ホワイト)との競演は、多くのジャズファンにさらに名を売ることにもなり、今後の彼女のキャリアにとって意義深いことであろう。そして、同じジャズのフロアでダイアナ・クラールの新譜、マイルス・デイビスの定番中の定番のスペシャルボックス、隣接するクラシックコーナーでは、先週聴いた演奏会に刺激を受けたせいか、ついヨッフムドレスデン響のブルックナー交響曲全集を手に取ってしまう。80年代の名盤である。安くなっていたからよしとする。
Eugen Jochum Bruckner: The Complete SymphoniesTHE BEST’03~’09(DVD付)GAME1階に下りて、いまさらな内容の安藤のベストアルバムを年に一度のお布施だと割り切って買い物籠に入れる。そして、キャンペーンで2割引になっていたアレをついに。さんざん聴き倒しているのに、これもまたお布施か。来週発売の武道館ライブ映像盤ももちろん(以下略)。