観たい聴きたい叫びたい
朝からそわそわしながら、出番の多い火曜日をなんとかやり過ごした。帰宅後、猛ダッシュで三軒茶屋を目指した。いつものツタヤでテクノポップ三人組の武道館ライブＤＶＤとリンドバーグ復活記念新アルバムを買い求める。ついでに書店の方で「アートの旅へ行こう！」という特集を組む「美術手帳」最新号も手に入れた。寄り道もせず、またしても猛ダッシュで家に戻ってきた。早く観たい聴きたい。
発売予定がなかった昨夏のツアー映像作品「Perfume First Tour 『GAME』 [DVD]」とは違って、最初から商品化を考えた収録になっていることを開始わずかで思い知る。武道館という非日常的空間で生起する出来事を、多彩なアングル、カットで丁寧に絡め取っている*1。ライブ自体の素晴らしさに比して、やや単調な作りの映像だった前作とは雲泥の差だ。知らず知らずかしゆかのアップを待ち続ける私がいた。音響面の臨場感も素晴らしい。
かつて場末のイベント広場で寂しく披露されていた曲*2が、今や武道館で一万人を熱狂させているのである。その奇縁を思って、つい目頭を熱くしてしまった。なおおまけディスクの内容に不満はないものの、各場面をもう少しゆっくり見せてもらいたかった。
リンドバーグのアルバムは新曲３曲とアレンジを変えた過去の曲12曲を収める。すべて新曲にするよりも売り上げを期待できるよい判断ではないだろうか。次から次に飛び出す懐メロに、これまたジンとしている。
