両国浅草隅田川

morio01012009-04-25

顧客を引き連れ東京風情を楽しむ一日だった。これまでこの種のお楽しみはなかったので、新たに企画してみたのだった。それが生憎の雨である。主担当としてはやきもきする、はずもなく、なるようになるさと思っていたら、なるようになった。
週末の江戸東京博物館*1はけっこうな賑わいを見せていた。特別展で手塚治虫を扱っていることもあるのだろう。我々はそこは外し、通常展と歌川広重の「東海道五十三次」を展示する企画展を鑑賞した。初めて訪れた江戸博は模型やセットが立派で、それなりに見応えがある。ただ屏風や絵には複製が多くて、そこはいまひとつ食い足りなかった。いろいろな制約があるのは承知しているけれど、できれば本物を見せてほしいものである。
ずぶ濡れになりながら浅草に移動し、浅草寺*2周辺を無理矢理歩く。ますますずぶ濡れである。さすがにあの風雨では仲見世も混んではいない。もっとも何も買いはしなかったが。工事中の本堂では「世界平和を祈った」と顧客たちには説明した。胡散臭そうな視線を浴びる。寒いのに空いた小腹をだますためにソフトクリームを食べて、ますます冷え冷えとしてしまった。吾妻橋の袂から隅田川水上バス*3に乗り、日の出桟橋まで雨に煙る川景色を楽しんだ。すれ違うヒミコも初めて見た。大勢でわいわい言いながら乗るのはいいものである。
夜は私のところに出入りする顧客たち十数名と新宿で痛飲する。