元気な古稀に出会う

一仕事を終えて、午後から自転車で近くを散策することにした。あてどなく世田谷区内を彷徨って、砧公園で休憩する。
週末の公園は家族連れで賑わっている。どうしようもないくらい。その中にレーサージャージを着て、小さな紙飛行機を飛ばしている紳士がいた。ワンスナップで数十秒も上空を旋回させている。素人が見ても一目でスゴイということがわかる。いや、素人だからこそ驚くのか。
同じ場所で針穴カメラを取り出して、数枚撮影していたら、その御仁が話しかけてきた。紙飛行機vs針穴写真。超アナログな組み合わせである。よくよく聞けば、御年70とのことで、趣味が実に多彩である。紙飛行機はコンテストに出るくらいの腕前で*1、しかも自転車はロードやマウンテンバイクなど数台所有、写真も自家現像をこなすほどだという。その日も自宅のある横浜から多磨方面までケルビムの自転車ででかけ、その帰りに砧公園で飛行機を飛ばしていたのだそうだ。こちらと嗜好するところが重なるので、おおいに話が盛り上がった。tikitの高速開閉をご披露したら、大喜びされた。小一時間も話しただろうか、なんとも奥深い趣味の世界を学ばせていただいた。
いったん帰宅し、tikitからピストに乗り換える。今度は渋谷方面に繰り出し、すぐに引き返してくる。たっぷり自転車に乗ることができて、すっきりした。明日は雨模様だから、きっと引き籠もる。

*1:地域の小学生に作り方を教える活動などもしているとのこと