マイケル・ケンナ写真展

morio01012010-08-28

銀座のBLDギャラリー*1で開催中の「Venice / New York City*2」を観てきた。
日本でも人気の高いこの作家の作品はハッセルブラッドで長時間露光することにより制作されている。よけいなものはすべて洗い流されたかのような静謐な画に不思議な心持ちにさせられる。そしてそれはピンホール写真にも通じるものであると、観る度に思ってしまう。プリントがまた素晴らしく美麗で、ほぉと思わず感嘆の息を吐いてしまうほどであった。作品点数はそれほど多くないものの、わざわざ足を運んで観る価値は十分ある。とりわけ写真展のタイトルにもなっているベネチアの作品群が素晴らしい。水の街の夜の魔力的なまでの美しさが長時間露光によって見事に引き出されていると感じた。
発売を心待ちにしていた『Venezia』のほか、再刊なった『in Japan』、まだ持っていなかった『Ratcliffe Power Station』『Mont St. Michel』と、4冊の写真集をまとめて手に入れた。久々の大人買いである。
 マイケル・ケンナ公式サイト http://www.michaelkenna.net/
さて、この日は銀座の写真弘社で来週から始まる針穴魂の写真展用の写真を受け取り、四谷三丁目のルーニィに持ち込んできた。マットや額装のことなどを相談し、すべて預けてきたので、もう気持ちは七割方終わった感じがある。さらに銀座と言えばアップルストア(?)、とうとうiPhone4を予約してしまった。いつ出るかわからない白はもう待てない。店員に聞けば、在庫は十分にあるらしく、手続きに時間がかかるため、予約して待ってもらっていると言う。私は5日後に手にできることになった。楽しみに待つことにする。