床下を見る

Coyote No.46 特集:ホンマタカシのたのしいポートレイト写真自分の家の床下がどのようになっているかを見ることなど、まずない。シロアリ予防の保証が切れる直前の点検で、その機会を得た。こんなところを目視するのは、施工前の基礎を見て以来のことである。
もっとも、見るといっても自分で暗いところに潜るわけではなく、業者の撮影したデジタル画像をテレビに大写しにして確かめるだけである。かつて両親と過ごした古い家は、風呂場やトイレの下がシロアリにやられてしまい、酷い状態になったことがある。その印象が強いものだから、薄暗い床下がどんなことになっているかと心配していたところ、ほとんど記憶の中の基礎のままである。なんでも今の家はシロアリその他の進入や繁殖を防ぐために、薬品散布以外にもいろいろと工夫がなされているらしい。そりゃまぁそうだろう、なにしろ彼我の間には30年以上の年月が横たわっているのだから。一安心する。
Coyote」の最新号*1の特集「いい写真ってなんだろう?」がおもしろい。読んでよし、見てよし。