掃除のはずが自転車を漕ぐ

morio01012010-12-23

帰ろうと思えば今日のうちに大阪に帰れた。しかし、一年分の汚れはしっかり落としておかないとなと、そのために一日帰るのを送らせたはずなのに、結局、お昼のニュースが聞こえてくる頃に目を覚ます始末。おまけに窓の外には絵に描いたような青空が広がっている。掃除モードはすっかり消えてなくなった。
自転車に乗って出かけることにする。2010年のポケロケの乗り納めである。空の広いところに行きたくて、多摩川に向かった。二子玉川から右岸を下流に向けて走る。時速28kmで流れていく風景がたいそう心地よい。東海道本線の鉄橋あたりで引き返す。晴れ渡った西空が茜色に染まり、雄大な富士山が綺麗に照らし出されていた。いいものが見られた。鞄にしのばせていた針穴カメラは結局出番がなかった。
今年最後の東京での晩ご飯は、いつものカレー屋にする。ひと組あった先客が出てからは、食後のチャイを飲みながら、店主とあれこれ話し込んだ。アンプの不調、無愛想な店主、ぼろいインテリア、飛行機と新幹線あるいは寝台列車三軒茶屋事情、280円の食事、おやつのあり方……、話題は尽きなかった。帰りに書店に立ち寄り、村上春樹を特集する「ユリイカ*1」の1月臨時増刊号を購う。明日の新幹線の友にしよう。
大好きな「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の特番を見て、さらに幸せな気分になった。