恵比寿往復ポタ

morio01012011-01-10

さすがに三日連続で家に引き籠もるのもあんまりなので、恵比寿の東京都写真美術館*1にでかけることにした。見たいと思っていたスナップ写真の収蔵展*2が催されている。
写美に自転車で行くのは初めてである。世田谷から近いのに。もっとも東京の都心に自転車ででかけにくいのは、駐輪事情がよろしくないということがある。そこらへんに止めるのは、迷惑だしすぐに誰かに持っていかれそうだし。ネットで調べてみると、幸い写美の近くに有料駐輪場のあることがわかった。一安心。
さてスナップ写真である。三階では古今東西の巨匠たちの名作展が、二階では日本の新進作家の作品展が開かれていた。ブレッソン、アヴェドン、エヴァンズ、木村伊兵衛森山大道らの名作が居並んでおり、嗚呼とかむむむとか言いながら鑑賞する。中でもポール・フスコの「ロバート・F・ケネディの葬式列車(25点)」をまとめて見ることができたのがよかった。新進作家の方では沖縄で活動する山城知佳子が断然気に入った。光と影という写真のありようをこれ以上ないくらいはっきりとわからせてくれる。色鮮やかにトスカーナを写し取った中村ハルコのもよかった。
恵比寿まで来たついでにナディフアパート*3にも立ち寄る。ここは路地裏にあるので、たいてい迷ってしまう。ちょうど「写真分離派宣言」というグループ展をやっていた。グループ展といっても、木村伊兵衛賞作家が三人(鈴木理策鷹野隆大・松江泰治)集まっているのだから、極めて豪華なものである。ただ個々の写真のおもしろさとは別に、この展示とコンセプトの関係性がいまひとつ明瞭ではなかった。
ひいらぎで鯛焼き2尾を買い込んで、キコキコと家路についた。