のこのこと渋谷へ出る

午前中にプレゼンのようなものを一つ片付け、午後からは自室に籠もって眼球をひたすら動かす簡単なお仕事に勤しむ。いや、簡単ではないか。年度末に契約関係の切れる顧客たちの提出した厚めの書類を読み進めていたのだった。
いい加減くたびれて、外を眺めると、もう真っ暗である。ちょっと確かめてみたいものがあって、渋谷に出ることにした。幸か不幸か、思ったほどぐっとこなくて、冷静になれた。もう少しよく考えることにする。
世界には様々な人のいることを了解できる駅前スクランブル交差点でもみくちゃになり、その近くの書店で少しく情報を得る。帰りのバスもまた満員御礼。