団地の写真展

SWITCH vol.26 No.6(スイッチ2008年6月号)特集:深津絵里[女優の佇まい]「大団地展3*1」という写真展を見てきた。私はその方面にはとんと疎いのだが、一部に熱狂的なファンを持っているようである*2。この写真展も「近くでこんなのがあるけど」とmi4ko女史に教えてもらって、知った次第である。
会場は三軒茶屋にある世田谷ものづくり学校*3である。詳細はここのサイトに譲ることにして、とにかく芸術家や職人になろうかというような若い人がたくさんいた。曰く言いがたい青い熱が建物の中に満ち満ちているという感じを受けた。
この種の建造物をカタログ的に収集するものでもっともよく知られているのは、ドイツのベッヒャー夫妻による給水塔シリーズであろう。しかし、こちらの団地収集はあまり学術的に建造物を捉えるという意識はなさそうで、サブカルとアートの微妙な境界線上を揺らめいているような印象があった。もちろんそのコンセプトに対してとやかく言えるものではない。写真に添えられた魅力的なキャプションとともに軽く笑って眺めるのがいいのかもしれない。それにしてもどの写真にも人がひとりも写っていない。中野正貴ばりの「Tokyo Nobody」である。25日まで。
■ここから余談

  • 帰りのことである。世田谷ものづくり学校の出口でメールを打っていると、何やら見覚えのある巨大な人が通り過ぎた。プロレスラーの高山善廣*4。私もプロレスファンの端くれ、特異な風貌の高山を見間違えるはずはない。問題はなぜ高山が世田谷ものづくり学校にいたかである。ツレの二人とともに颯爽と(いや、窮屈そうに)タクシーに乗り込んで去って行った。
  • 西方の亀仙人atcyさんに教えてもらった雑誌を買った。「女優の佇まい」という特集を組む「SWITCH*5」である。深津絵里永作博美木村多江麻生久美子蒼井優が登場する。私のためのものだと確信し、綺麗なのを選びに選び抜いて購入する。後ろの方に上原ひろみまで載っていた。
  • 晩ご飯はアジアンソウル*6で。ここもカレー好きにはよく知られている店らしい。東南アジア・リゾート系のさっぱりとしたインテリアで,カレーは4種、飲み物は3種とメニューも実にシンプルである。ドライカレーに飢えていたこともあって、迷うことなくそれにした。ラッシーも飲んで幸せになった。
  • 締めはカフェ・マメヒコにする。今日は梅山高山烏龍茶を飲んだ。