君のことばはちょっとおかしい
昨日捕獲してきた黒くて小さい奴*1の得意技は「話す」ことらしい。再生中にボタンを操作すると、曲名やアーティスト名をいろいろな言語（14カ国語）で話してくれるのだという。日本人の歌い手でやらせてみた。
まずは椎名林檎。ちゃんと読んだ。次は安藤裕子だ。黒くて小さい奴は「あんどうひろこ」と読みやがった。仕方がないか、複数の読みがあるから。でも、これは……。
わんだあに ぱあふめ
一瞬、何のことだかわからなかった。正解は「wonder2 perfume」である。英語の曲名やアーティスト名はまずまず綺麗に読み上げるのに、これはどうしたことか。どう贔屓目に見ても合格点は出せないような「あなた、どこの国の人？」というレベルである。要修行。
ただ、落ち着いて考えてみると、この機能はほどんど使わないのではなかろうか。なんとなれば、iPodに入れた曲は自分が選んでいるのだから、曲名も歌手名もわからないはずがないからだ。液晶パネルのないハードを補うための技術だろうが、実用的と評価するにはまだまだである。
あとは本体から追い出したコントローラがヘッドホンのコードにへばりついているけれど、これはすぐに壊れそうだなぁ。さらにサードパーティのヘッドホンを使えないのもよろしくない。早晩、本体に戻すんじゃないか。
欠点をあげつらうようなことばかりを書いてしまったが、それでもなおこの黒くて小さい奴には深い愛情を覚える。まさに「たで食う虫も好き好き」か。
