三角を反芻し、やがて、ペ

ユリイカ2009年10月臨時増刊号 総特集=ペ・ドゥナ 『空気人形』を生きて前日の余韻を噛み締めながら、ついに始まった今年度の新規顧客獲得大作戦に忙しく走り回る。とはいえ、暴れすぎた代償だろうか、朝から妙に腰が重くて困った。もっともその重み痛みで、昨日のライブを思い出し、何度も幸せな気分になっていたのだから、何がいいのかわるいのかよくわからない。
あわよくば、今日も行こうと目論んでいたのだけれど*1、大作戦後の会議連発でどうにもならなくなって断念した。ものすごく損した気分である。今回のツアーのDVDが年明けに発売されるらしいから、それを楽しみに待つことにする。
夜、bk1から本が届く。『東京アートナビ』(東京地図出版)はその名の通り都内の美術館、博物館、ギャラリーを網羅的に列挙する書である。紹介文は簡にして要を得ている。たとえば「はりたま」でお世話になっている四谷三丁目のルーニィは「国内の若手から中堅中心に扱う写真ギャラリー。若手作家の育成に定評がある。ジャンルにこだわらず針穴写真や古典印画なども紹介する」とあり、このギャラリーの特徴をうまくまとめてあるなと感心する。美術好きには至便な一冊であろう。
三浦しをんの「まほろ駅前」シリーズの続編(文藝春秋)やクラフトエヴィング商會として活躍する吉田篤弘の『圏外へ』(小学館)、幾冊かの文庫本、新書とともに、ペ・ドゥナを特集する「ユリイカ」増刊号もやってきた。あの「ユリイカ」がペ・ドゥナである。映画関係者はもとよりさまざまな業種の人たちが思い思いにペ・ドゥナを文学的に語っている。
ローライが修理から戻ってきたら、それと針穴カメラを持って、「空気人形」のロケ地*2に行ってみようと思う。自転車で。

*1:渋谷のチケット屋に少なくない数の入場券を確認

*2:隅田川@東京都中央区