京都で籠もる

極楽園
おおよそ月に一回ある、京都の某所でお籠もりする日だった。今日もいいものを見せてもらいながら、いい話をたくさん聴かせてもらった。勉強になった。
休憩時に京都文化博物館*1で催されている「第94回表展(表装展覧会)」を見学する。普段ほとんど意識したことのない表具士の技や考え方を知る。まだまだうかがい知れぬ世界がたくさんある。
帰宅すると、bk1に注文していた本が届いていた。三好和義『極楽園*2』(日経BP社)と川北紘『平成ゴジラクロニクル』(キネマ旬報社)だ。『古寺巡礼』を世に送り出した土門拳へのオマージュだという前者は、圧倒的な存在感を持って迫り来る仏像の写真集である。ゾクゾクする。たまらん。後者は堕落しきった昭和末期のゴジラを、再びきりりとした存在に引き締めた特撮監督が監修する秘蔵資料集である。こっちもいいぞ。