裏切りの日

スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ朝、目が覚めたら、鳩がいなくなっていた。この国にはもうじっくりと構えて長期的に何かを成し遂げるという発想自体が失われてしまったのだろうか。する側もだけれど、させる側にもまったく堪えるところがない。目立つのはお手軽なリセット感覚と極端なミーイズムばかり。旧政権の人たちも口角泡を飛ばして「無責任だ」などと非難の言葉を連ねているけれど、お前らが言うなという感じがする。
明るいうちは部屋に籠もってひたすらキーボードを叩き続ける。少し暗くなった頃に、自転車で近所を散策する。三軒茶屋のツタヤで「スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ*1」を買い求めた。昨日は「甘え」を観てから渋谷に立ち寄ったのに、すっかり発売日を忘れてしまっていたのだった。前作とは違った電気っぽい音が爽やかに響いてくる。やさぐれた気分が慰撫される。
阪神逆転勝利。あいかわらず弱くはないけどさして強くもないという戦い方を続けている。
6月2日、天正10年(1582)のこの日、織田信長明智光秀に裏切られて自害する。本能寺の変と鳩山退陣、とりあえず記憶には残りやすい。