窓の向こう側の青空

紙を配る/じっと見守る/紙を集める
この繰り返しの一日だった。単調な時間が過ぎていくけれど、紙を配られる側には人生を賭けた日であり、あれやこれやの気遣いで簡単な仕事ではない。大過なく終えることができ、ほっとする。窓からはとても綺麗に晴れ渡った青空が見えていた。
  ぼくはそのひとのさいわいのためにいったいどうしたらいいのだろう。宮沢賢治銀河鉄道の夜」)
まっすぐ努力する人たちに「ほんとうのさいわい」が訪れますように、とたまには善人らしいことを言ってみる。