みてみてZ女をPUSH

morio01012012-06-27

ももクロちゃんの新曲発売日なのである。
表題作「Z女戦争」のことは、6月12日の記事*1に書いた。公開されたPVをすでに何度リピートしたことか。すっかりお気に入りになっている。あらためて音質のよいCDで聴き直すと、これまで気がつかなかった細かい作り込みのあることが知れる。7分弱の長尺の曲であるが、まったく長さが気にならない。ただし、相対性理論やくしまるえつこの楽曲と同じく、好きな人はものすごく好きになる反面、受け付けない人はまったくだめだろうなと、容易に想像できる。仕方がない、嗜好のものだから。
カップリングの「PUSH」は4月の横浜アリーナ公演2日目で初披露されたものである。アイスクリームのCMにも使われていて、「Z女戦争」よりは一般受けしそうである。そしてもう1曲、世界の「ポケモン」のエンディング曲として採用された「みてみて☆こっちっち」である。初代アニメの主題歌*2を作った人の作品であるらしい。いかにも子供向けの印象が強いが、よくよく聴くと、音の作りはテクノポップ風であって、そこに中華や和の要素も盛り込まれた不思議な曲になっている。そしてこれがなんともよいではないか。「PUSH」よりも好きである。
さて、これらの曲が彼女たちが大目標にしている年末の歌番組出演への切り札になるのかどうか。もっともそんなことにはこだわらず、ももクロちゃんや陣営にはやりたいようにやってほしいと思う。そうしてこれまでのし上がってきたのだからね。通常版の夕焼けを見る5人のジャケットが、これまたツボ過ぎてつらい。

*1:http://d.hatena.ne.jp/morio0101/20120612

*2:かつて子供と一緒によく見ていた。懐かしい。

今時はこうなのか

自分を車に慣らすために大阪市内をぐるりと巡ってきた。私自身が古い車のありかたしか知らないので、あれこれと新鮮すぎる。ミニと比べて気のついたことを箇条書きで記す。

  • 車に触らなくてもドアロックが解除できる。すごい。
  • キーから送られた信号に車が反応して、ウインカーがチカチカ光る。ペットみたいである。
  • 顔を動かさないといけないドアミラーがつらい。フェンダーミラーは視線を動かすだけで後方確認できた。
  • チョークレバーを引かなくてもエンジンが始動する。そしてすぐに回転が安定する。
  • 五月蠅くない。
  • パワステの威力を知る。スカスカすぎて怖い感じすらある。
  • アイドリングストップする。しかし、壊れているんじゃないかと不安になる。
  • 小排気量の2気筒ターボエンジンだが、なかなか侮れない走りをする。バタバタバタバタというバイクみたいな音が心地よい。
  • 自動でいろいろと判断、調節してくれるエアコンが賢い。冷風がぼーぼー出るだけのミニとは大違いだ。
  • ラジオが聴ける。CDも聴ける。しかし、日本語のタイトルの曲は認識しない(MP3のみ)。なんたる国際仕様か……。
  • デュアロジック(マニュアルにもオートマチックにもなる)が素敵すぎる。まるでレースカーである。
  • ランプと音でいろいろと警告してくれるお節介ぶりにドギマギする。
  • 車に触らなくてもドアロックできる。すごい。

大衆車でこれだから、高級車はもっとすごいのだろう。スリーポインテッドスターや跳ね馬だとどういうことになっているのだろう。オーナーになることは絶対にないだろうけど。
総じて、ドライバーに課せられるべき責任感のかなりの部分を、車が引き受けてくれているという印象である。クラシックカーと今時の車の一番の違いはそこだと思う。そしてブラックボックス化された安全が、少々不安でもある。信用していいの、という意味で。

さよならミニ

morio01012012-06-23

21年乗ってきたミニと今日お別れした。
英国生まれのとても品のある車だった。日本の工業製品の品質からすると、信じられないような故障や不具合もそれなりにあったけれど、愛着が増すことはあっても嫌になることはまったくなかった。できることなら一生乗り続けたいと思っていた。しかし、その願いを叶えるためには、これまで以上の手間暇と愛情と先立つものが必要になる。もはやここまで。
ミニを手に入れた当時は、まさか自分が今の職を得るなどとは考えられなかった。朝から夜まで、何かに追い立てられるような毎日だった。そこからちょっとしたきっかけで今に繋がる道に進み、なんとなく明るいような暗いような時代を過ごして、思いもよらず東京に行くことになる。その間、ずっとミニに乗り続けてきたのだった。やはりあれこれ思い出す。21年の付き合いの最後の日の朝、綺麗に洗車し、写真にその姿を収めた。
もはや街中で見かけるミニは、ドイツ製の立派な後継車ばかりである。きっと「作りかけのプラモデル」のようなものではないだろう。私の気持ちはそこには向かない。そして新しい相棒に選んだのは、長靴の国の大衆車である。ミニに負けず劣らずモヤモヤと悩ませてくれる車だと楽しみにしている。

流されて、る

portrait #4会議・プレゼンのようなもの・プレゼンのようなもの・準備・会議・台風。
なんだか世界に振り回されるような一日だった。自らの意志で生活の(ほとんど)すべてを律したいがためにこんな仕事をしているはずなのに、どうも近頃はそれがままならない。あたかも激流の中のメダカで、どこに流されていっているのか、さっぱりわからない。生きているうちにはそういう時期もあるのだろう、そう思うしかない。
ああ、猫の我関せずのマイペースさが今ほど羨ましいと思うことはない。まぁ猫になりたいわけではないけどね。アイドルに声援を送れないし。
デジタルピンホールで撮影した愛猫の優雅にしているところを貼り付けて、一時の慰めとする。

もはや会いに行けないアイドル

週刊誌に嫌な記事の載ることに気付き、嫌な予感がしていたら、いきなり博多に移ることになってしまった。
どこまでが事実かはともかく、プライバシーを臆面もなくマスコミに売るような人間と付き合ってしまった自分を呪うしかないだろう。もとよりアイドルに純潔やら清純やら品行方正やら、そういったものはいっさい期待しておらず、純粋に「何を見せてくれるか」を楽しみにしている者には、こうした破廉恥ネタすら芸のうちだと思えなくもない。よくも悪くもここまで劇的に浮き沈みを見せてくれるメンバーは、少なくとも四十八人衆にはいない。これからも指原さんへの「推し」は揺るぐことはない*1
しかし、現実的にはこれまでより確実にメディアへの露出は減るだろうし、なにより秋葉原の劇場公演に登場することがなくなってしまうことがつらい。いずれ博多の劇場に出ることになるだろうが、さすがに気軽に出向ける距離ではない。どうやっても半蔵門線と銀座線では行けない……。おそらく私が観た6月9日の公演が、AKBメンバーとしての最終となるのだろう*2。なんという偶然、そして不思議。
プロデューサー氏*3からは、早くに「構成作家の才能がある」とお墨付きをもらっていた指原さんだから、若い博多四十八人衆をプロデュースするような形で全国区に引っ張り上げることができたら、また新しい境地を切り開くことができると思う。今はそれを期待して、彼女の捲土重来を待ちたいと思う。

ソロデビュー曲のタイトル、今から思えばできすぎだ。それでも好きだよ……って。

*1:蒼井優も相当なタマだものね

*2:追記:6月20日にお別れ公演があると発表された。行きたい、が、身分不相応会議があって(涙)→7月に延期になった。申し込むぞ!

*3:秋元康

非日常に救われる日常

毎年この時期に行われている顧客による実践演習(のようなもの)の見学に行くはずだったのだが、親類に不幸があったということで、中止になった。空いた時間はのんびり、ということにはならず、今週から来週にかけて押し寄せてくる会議のための資料作りに翻弄される。午後はいつものプレゼンのようなものと闘う。淡々とした日常である。
夜になって、ももクロちゃんのマネージャーが新曲のPVをUSTREAMで初公開するというツイートを流しているのに気付く。くたびれた気持ちに一気に火がつく。やぁやぁやぁ。

やくしまるえつこ相対性理論)の節回し*1がそこここに見え隠れし、それをももクロちゃんがかわいく歌いこなしている。興味や関心のない人にはまったくわけがわからない世界観であろう。この超非日常的感覚。でも作った人も歌っている人も大好きな人間(私だ!)には、震えが来るくらいたまらない出来である。よくこんな曲を年末の某国営放送局催事に向けての切り札にしてきたなぁと呆れる(いい意味で)。明日からの活力を得た。日曜日のライブでのお披露目*2を楽しみに待ちたい。
★PV冒頭に出てくるミサイルの軌道が「4」「8」を描き、その後「Z」になるって、完全に秋葉原方面を意識してるでしょ。さらに後半で5人が悠然と歩くところに赤い「レーザービーム」が飛んでくるのも、あの三人組の「ストレイト〜♫」の曲を思い起こさせるじゃないのか。確かに乙女たちの戦争だ。

*1:特にスローなソロパート部分はやくしまるそのものだ。

*2:私は中継@スカパーで見るのだけれど。

1年ぶりの劇場公演

morio01012012-06-09

年に一度当たればいいと言われている四十八人衆の本拠地公演に、本当に1年ぶりに当選した。なんだかなぁ。いや、贅沢は言うまい。総選挙直後のこのタイミングで、4位に大躍進した指原さんが出演するチームA公演を見られるのだから。
 1年前の公演 → http://d.hatena.ne.jp/morio0101/20110616
彼女たちの本拠地公演は、チケットの転売や不正入手を防ぐため、入場直前まで現物を手にすることはできない*1。販売時間の終了間際にチケットを確保し、整理番号に従って列に並ぶ。この番号は抽選のためのもので、若いから早くに入場できるわけではない。今回は運良く4番目(30人目〜40人目)に呼び出され、二列目中央の座席を得ることができた。ステージまでほんの3メートルくらいの絶好の位置である。

AKB48 TeamA 6th「目撃者」 2012年6月9日(前田亜美生誕祭)
出演メンバー:岩佐美咲多田愛佳片山陽加倉持明日香指原莉乃高城亜樹高橋みなみ仲川遥香中田ちさと仲谷明香前田亜美松原夏海小嶋菜月名取稚菜藤田奈那森川彩香

前田敦子篠田麻里子小嶋陽菜の人気メンバーは欠席である。この面々は個人の外仕事が多く、もうほとんど劇場公演に出ることはない。致し方なし。それについては指原さんとて同様で、今年になってから劇場に登場するのは5回目か6回目か、それくらいのものである。僥倖に感謝する*2
さて、総選挙の重圧から解放された指原さんは、実に楽しそうに歌い踊っていた*3。日頃から劇場公演と握手会が大好きと公言している彼女であるから、慣れ親しんだホームグラウンドに帰ってきた安心感がそのまま出ているような、のびのびとした動きだった。この1年の活躍でさらに自信をつけたようでもある。どの位置にいても、他のメンバーとは身に纏うオーラがまったく違う。凄みすら感じたもの。
終演後のお見送りハイタッチ会では、躍進祝いのことばをかけたところ、満面の笑みで「ありがとうございます」と返してくれた。おっさんはその笑顔にやられました。永久推しメン確定。

*1:しかも厳格な本人確認とチェック済みであることを示す腕輪までつけられる。あれだけ巨大な存在になってしまうと、油断すればたちまちその筋に食い荒らされてしまうことになるのだろう。

*2:ここでアイドル方面の運を使い果たしたとは思いたくない。ももクロちゃんの分は残しておきたい

*3:選挙で思うような結果を残せなかったメンバーも、表面上はダメージを感じさせるようなことはなく、プロとして立派だと感心する。