音楽

もうすぐ公開のあれ

今週末から「時をかける少女」が公開される。1983年、1997年の実写版、2006年のアニメ版に続いて、4度目の映画化である。1作目、2作目の原作は筒井康隆の同名小説だが、アニメ版と今作は1作目を受ける形で物語が紡ぎ出されている。いずれも高い評価を得…

猫が空を飛ぶ

身のこなしも軽やかに宙を舞う猫の姿が好きである。飛んでくるがゆえに、いろいろとややこしいことをするのはまた別の話。 その空飛ぶ猫をジャケットにいただく矢野顕子の新作がとてもよい。「音楽堂*1」と題されたそれは、10年ぶりのピアノ弾き語りアルバム…

中央公会堂の安藤裕子その3

冬恒例のアコースティック・ツアーも今年で3回目になる。大阪の会場は今回も中之島の中央公会堂だ。重厚な煉瓦造りの近代建築にピアノとギターと歌声だけが響く。 昨年は新しいアルバムが発表されず、秋のシングル曲もいまひとつピンとこなかった。どことな…

新年早々熱中しすぎ

時に熱に浮かされるように一つのものにうつつを抜かすことがある。 年末年始は吉岡聖恵の歌声ばかりを聴き続けている。どちらかといえば、彼女の所属するバンドの奏でる音楽は好きなタイプのものではない。詞も曲もまっすぐすぎて照れくさくなる。だからこそ…

たぶんもう次はないリンドバーグ

諸々の事情で積み残しになったプレゼンのようなものを二つやっつけてから、リンドバーグのツアーファイナルのライブに出向く。年内で活動終了である。そしてこの先もう一度復活するようなことはおそらくないだろう。なにより商売にならないはず。紅白歌合戦…

上原と真剣勝負3本目

きょうのできごと風に箇条書きで*1。 夕方まで職場の自室で自分の仕事をせっせとこなす。けっこうはかどって気分がよくなる。 早めに退出して、いくつか目星をつけておいた物件周辺の環境調査に赴く。今ひとつなところばかりで、引っ越す意欲が少し萎えた。 …

クラシックのホールでジャズ

かのカラヤンがムジークフェラインザール(ウィーン・フィルの本拠地)に匹敵する音響を持つと褒めそやしたザ・シンフォニーホール*1。大阪が誇る文化施設*2の一つである。そのクラシック音楽の殿堂に上原ひろみ降臨。 残響2秒のホールの特性が激しすぎる上…

クラシックとジャズのはしご

朝の新幹線で東京へ戻る。午後から二つのライブをはしごする。 まずは日比谷へ。知り合いの所属するアマチュアオーケストラ*1の特別演奏会が日比谷公会堂で催される。歴史のある重厚な建物で聴くクラシック、芸術の秋だなぁと一人勘違いをする。演目はワーグ…

池袋で歌声を響かせる

カラオケとアウトドアは私の守備範囲のものではないと思い続けてン十年。とにかく苦手なのだ。理屈ではない。そこにタコさん*1からお誘いがある。 こんにちは。突然ですが、11月くらいにこんなのやりませんか? ================ 赤子も泣き止む紅白歌合戦!…

大盤振る舞いというべきか

昨日、写美からの帰り、渋谷で道草を食って散財してしまう。 黄色い看板が目印の音盤屋で見つけてしまったのだ。ノラ・ジョーンズとジャネット・ジャクソンとポール・マッカートニーとマルタ・アルゲリッチと坂本龍一。メジャーどころがいっせいに新譜を発売…

レベッカレベッカ

20年ほど遅れて初めてリンドバーグ体験をしたのは先月のことだった。そのリンドバーグの前に入れ込んでいたのがレベッカだった。もはや古典と呼んでも差し支えないであろう「フレンズ」を収める「REBECCA IV」でブレークする前の、ちょっと危ない感じの人た…

やっと届いた

リアルタイム世代ではないし、原理主義者でもないので、簡単に全部揃うのを安価で仕入れる*1。もっとも輸入盤ボックスセットゆえ、3週間ほど待たされた。 ビートルズは「ラバーソウル」「リボルバー」「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・…

直角二等辺三角形に酔う

会場の横浜アリーナに着くと、「記憶スケッチで描いたかのようなテクノポップ三人組*1」のコスプレをした人たちがあっちにもこっちにもいて驚かされる。さらに思っていた以上に大人の女性が多く、かつ全体の年齢構成も高めに見えたのは意外だった。ために熱…

どきどきすることやめられへんな

2009年に限定復活したリンドバーグのことは、彼らがデビューして間もない頃に、社会人になって初めて勤めた職場の顧客から勧められて知った。リンドバーグが結成20周年だから、遠い昔の出来事である。 どこかアイドル風のボーカリストにすっかりのぼせあがっ…

はりたまの音楽

はりたまの最終日、でも本業の新規顧客獲得大作戦がぶつかって、ギャラリーには行くことができなかった。なんとか大過なく終えることができたことを、あらためて御礼申し上げます。 さて、3回目の今回は初めてギャラリーに音楽を流してみた。留守番をする二…

はりたま4日目留守番

日曜日の催事のために、職場でやっつけなければならない仕事に取り組む。昼前に終了する。その足で四谷三丁目に向かう。 針穴魂の4日目、今日は一人で留守番である。平日だしのんびりしたものだろうと高を括っていたら、さにあらず、それなりに途切れずに人…

ひろみトラベル

針穴魂の写真展用の写真ができあがる。それを携えてしきはんさんとルーニィに向かう。マットやら額やらを決めて、これでひとまず手を離れた。あとは細々としたことを詰めるだけである。一年ぶりに食べたフクナガフルーツパーラーの季節のパフェ(今はいちじ…

アイロンでラーメン

少し出るのが遅くなり足早に東京国際フォーラムAホールへ向かう。東京JAZZのこの時期は周辺が野外ミニライブや屋台で大賑わいである。まさにお祭り。今日はその初日で「GALA NIGHT」と銘打たれている。三つのプログラムのうちお目当てはもちろん上原ひろみ…

音楽のもたらす小確幸

チック・コリアと上原ひろみが共演したライブのDVDが発売になった。一昨年の秋のブルーノート東京での演奏が収められている。あのライブを観てもう二年も経つのかとしみじみする。すでにCDでは発売になっているものであるが、こうして映像で見ると、より鮮明…

いつものことで、はい

実家に立ち寄り、あれやこれやの事後処理の続きをする。人一人いなくなると、簡単にはすまないことを身をもって知る。 梅田に寄り道をして、ジュンク堂書店やタワーレコードで衝動買い的散財をして気晴らしをする。マグナムの総集編とでもいうべき写真集のコ…

三角形

目覚ましが鳴ったのに気付かず、朝は際どいタイミングの起床になった。職場まで徒歩五分の地の利を生かす。セーフ。 やらなければならないことを相変わらず背中に背負いながらも、楽しみにしていたものはがっちり確保に走るいつもの困った性分である。ただし…

半年ぶりの安藤裕子

SUICAのチャージをしようとしたら、「このカードは使えません」だと。いきなり出鼻をくじかれたけれど、半年ぶりの安藤裕子のライブに気分は高まるばかりである。なにしろあの東京国際フォーラムのしかもホールA*1である。大丈夫か、安藤? 広い広い会場は…

SONGSでゾゾッと

昨夜放送された某国営放送局の「SONGS」に椎名林檎が登場した*1。新アルバムのプロモーションの一環だろうが、披露した4曲(新旧とりまとめ)の質の高さに腰が抜けそうになった。なにしろ一曲ごとにバックバンドが替わる。衣装が替わる。セットが変わる。と…

林檎を迎える

マックではない。 誕生日が同じ*1この人の音楽が好きで愛聴しているものの、現物*2を手に入れるのはこれが初めてである。なぜかそういうのが多い気がする。よくわからないものを衝動買いすることはままあるのに。 公式サイト1 http://www.kronekodow.com/in…

坂本龍一のライブ音源

冴えない天気のまま今年の黄金週間は過ぎ去った。空模様がいまいちだったため、ほとんどでかけずに終わってしまったような気がする。自宅でのんびりできたからよしとしよう。 iTunes Storeで今春催行された坂本龍一*1のライブ24公演*2がダウンロードできるよ…

観たい聴きたい叫びたい

朝からそわそわしながら、出番の多い火曜日をなんとかやり過ごした。帰宅後、猛ダッシュで三軒茶屋を目指した。いつものツタヤでテクノポップ三人組の武道館ライブDVDとリンドバーグ復活記念新アルバムを買い求める。ついでに書店の方で「アートの旅へ行…

魔窟で物欲炸裂

通常業務が開始する。火曜日、いきなりプレゼンのようなものが4連発である。それなりに力を抜きつつこなす術を覚えたおっさんであるが、話し続けることによる喉への負担はいかんともしがたく、さっそくガラガラ声になってしまった。ま、いつものことではあ…

桜とブル5で春を満喫

知人の所属するアマチュアオーケストラ*1の定期演奏会*2を聴きに行く。演目はワーグナーの「ローエングリン 第1幕への前奏曲」とブルックナーの「交響曲第5番」である。初めて訪れた紀尾井ホール*3はとても良い雰囲気で、この場の祝祭性だけでもおおいに気…

浜松町界隈を徘徊

中学生の江戸引率も今日が最終日となる。明日は大阪に戻る。 天気も荒れるようなことを言ってるし、今さら観光地を巡るのも疲れるから、どこか室内催事をと目論む。第1候補は先月行くことができなかった「ジンガロ*1」としたが、閉幕間近の週末公演のチケッ…

君のことばはちょっとおかしい

昨日捕獲してきた黒くて小さい奴*1の得意技は「話す」ことらしい。再生中にボタンを操作すると、曲名やアーティスト名をいろいろな言語(14カ国語)で話してくれるのだという。日本人の歌い手でやらせてみた。 まずは椎名林檎。ちゃんと読んだ。次は安藤裕子…